Circuit monostation

セッション

ロード

操作

  • Sessionsを押して、セッション ビューを開く
  • 1~32のパッドから選択
薄い青 空のスロット
明るい青 ユーザーによって保存されたセッション、またはファクトリーデモセッションが含まれているスロット
(明るい青がデフォルトの色となっているが、色を変更して保存されたセッションを区別することができる)
現在選択されているセッション
(1つのパッドのみが白く点灯)
ロードのタイミング テンポ
停止中 セッションが保存された際に使用されていたテンポで再生される
再生中 現在設定されているテンポで 再生される
テンポが一定に保たれた状態で、異なるセッションを連続して呼び出すことができる

保存

最後に選択したセッションメモリに作業中のセッションを保存する

操作

  • (Session ビューを開く必要はない)Saveを押すと、ボタンが白色に点滅する
  • 再度押すと、約1秒間緑色で素早く点滅し、保存の実行を確認する
  • 以前のバージョンは上書きされる

異なるセッションメモリに作業を保存したい場合(元のバージョンに変更を加えない)

操作

  • Session ビュー に切り替え、Save を押す
  • Save ボタンおよび現在選択されているセッションのパッドが白 色に点滅するので、別のメモリパッドを押す
  • 他の全てのパッドが暗くなり、選択されたパッドが 約1秒間緑色に素早く点滅し、保存の実行を確認する

セッションの保存、削除の有効化

操作

  • Shift と Save ボタンを同時に押したまま Circuit Mono Station の電源を入れる

Session ビューで任意のパッドに別の色を割り当てる

この機能はライブパフォーマンスの 際に大変役立つ

操作

  • 最初に Save を押した後、Oct ▼ および Oct ▲ ボタンが現在選択されているセッションのパッドの現在の色で点灯する
    変更していない場合は青く点灯する
  • Oct ▼ および Oct ▲ ボタンを押すことで 14色のパレットをスクロールできる
  • 使用したい色を見つけて再度Saveを押すと、上述のように緑色に点滅し保存プロセスが完了する

現在選択しているセッションメモリに必ず保存され、そのセッションのパッドは常に白く点灯するため、直ちに新しい色に切り替わらないが、別のセッションを選択するとすぐに色が変更される

セッション切替

モード 詳細
停止モード Play ボタンを押すと、新しいセッションは常にパターンのステップ1から始まる
パターンが組み合わされて構成され ているセッションの場合、最初のパターンのステップ1から始まる
以前のセッションが停止された際のシーケンサーのステップ位置にかかわらず適用される
直前のセッションのテンポは新しいセッションのテンポに置き換えられる
再生モード

方法1. 単純にパッドを押して新しいセッションを選択する場合、現在のパターンがその最後のステップまで演奏される
(パターンの全てのチェーンではなく、現在のパターンのみ)
そして新しいセッションに対するパッドが青/白に点滅し、次に再生されるセッションであることを示す
新しいセッションの再生がパターンのステップ1から開始され、セッションがチェーンで構成されている場合にはチェーン内の最初のパターンのステップ1から開始される

方法2. 新しいセッションを選択している間に Shift を長押しすると、次のステップで現在のパターンの再生が停止し、新しいセッションに即座に切り替わる
新しいセッションは、以前のセッションがパターンチェーン内で到達していた同じステップから再生される

セッションクリア

操作

  • セッションビューを開く
  • 削除したいセッションを選択して Clear を長押しすると明るい赤に点灯し、明るい白で示される現在選択中のセッションを除いて、全てのグリッドパッドが消灯する
  • このパッドを押すとセッションは削除され、パッドが約 1 秒素早く点滅する

現在選択されているセッションのみを削除することができる
これにより、誤ったセッションを削除してしまうことを防ぐ

鍵盤の設定

オクターブ変更

操作

  • Oct ▼ および Oct ▲ ボタンを押すたびに、現在選択しているシンセ鍵盤のピッチレンジが1オクターブずつ変更される

デフォルトのオクターブから最大 5オクターブ上、または 6オクターブ下まで変更が可能
デフォルトのオクターブの一番低いノートは標準のピアノ鍵盤の中央 C となる(そのスケールの別のルート音が選択されていない場合)

デュアルビュー

リアルタイムにパラフォニック機能を生かしたい場合に最適

操作

  • Osc 1 と Osc 2 を一緒に押すと、両方のオシレーターを同時に使用できるようになる
  • Note を押すと、Note ビュー のグリッドに戻る

拡大 Note ビュー

リアルタイムにシンセノートの録音を行う際に非常に便利な表示

操作

  • Shiftを押しながら Noteを押す
  • グリッドの下二行が、選択されたスケールの次に低い2オクターブの鍵盤に変化する
  • 再度 Note を押すと、拡大Noteビューを解除

スケールの設定

スケールのルート

パターンを作成した後、主音を変更することでパターンをトランスポーズすることができる

操作

  • Scaleボタンを押してから、パッド1~16を押す
パッド スケールのルートに設定する音階
1 -
2 C#
3 Eb
4 -
5 F#
6 Ab
7 Bb
8 -
9 C
10 D
11 E
12 F
13 G
14 A
15 B
16 -

ルートは、再生中にも変更が可能

スケールの選択

別のスケールを選択すると、上二行のパッドの照明が変化する
パッドの配置が 1オクターブ分の(Cから始まる)鍵盤のレイアウトをシミュレート
二行目が白鍵、一行目が黒鍵を示す

操作

  • Scaleボタンを押してから、パッド17~32を押す
パッド スケール名 C C# D Eb E F F# G Ab A Bb B
17 ナチュラルマイナー
18 メジャー
19 ドリアン
20 フリジアン
21 ミクロリディアン
22 メロディックマイナー(昇順)
23 ハーモニックマイナー
24 ビバップドリアン
25 ブルース
26 マイナーペンタトニック
27 ハンガリアンマイナー
28 ウクライナドリアン
29 マルヴァ
30 トディ
31 ホールトーン
32 クロマチック

スケールは再生中にも変更が可能

音色の選択

パッチの選択

64個保存可能

操作

  • Patchesボタンを押す
  • Oct ▼ および Oct ▲ ボタンでページ選択
    ページ 1 では、Oct ▼ は明るい 白に点灯し、Oct ▲ は暗い白に点灯
  • 1~32パッドで音色を選択

パッチのプレビュー

操作方法 発音
1~32パッド する
shift+1~32パッド しない

イニシャルパッチ

操作

  • パッチビュー を開き、 Clearボタンを押したままいずれかのグリッドパッドを押す
  • イニシャルパッチが一時的にそのメモリに上書きされるが、次回電源投入時にはファクトリーパッチが保持される

ShiftとPatches を一緒に押すことでも、イニシャルパッチロードすることができる

イニシャルパッチパラメータ

セクション パラメータ 初期値
OSCILLATORS Osc 1 Fine 0(中央)
Osc 1 Range 8' (A3=440Hz)
Osc 1 Coarse 0(中央)
Osc 1 Waveform ノコギリ波
Osc 1 Shape(Pulse Width) 0
Osc 2 Fine 0(中央)
Osc 2 Range 8' (A3=440Hz)
Osc 2 Coarse 0(中央)
Osc 2 Waveform ノコギリ波
Osc 2 Shape(Pulse Width) 0
Osc 1/2 Sync Off
MIXER Osc 1 Level 100
Osc 2 Level 100
Sub Osc Level 0
Noise Level 0
Ring mod Level 0
外部信号レベル 0
FILTER Slope 24dB
Shape LP
Frequency 255
Resonance 64
Overdrive 0
Noise Bypass Off
Oscillator 2 Bypass Off
Filter Key Tracking Off
Distortion Type I
Amount 0
LFO LFO Rate 75
LFO Wave 三角波
LFO Sync On/Off Off

音色の調整

MASTER SECTION

Volume オーディオ出力のレベル全体をコントロール
Tempo シーケンスの BPM(テンポ)を設定可能
Shift 長押しでSwing コントロール として再割り当てされる。これによりステップ間のタイミングが変化し、パターンの「印象」が変わる
Tap テンポを「手動」で設定可能
Shift + Tapでスウィング同期ビューを開く

OSCILATOR Section

オシレーターセクションは、2つの主要な同一のオシレーターと、Oscillator 1に 常に周波数がロックされるサブオクターブオシレーターから構成されている
主要なオシレーターである Osc 1 と Osc 2 は、2つで 1組となっており、制御を行うオシレーターは、Osc 1 および Osc2 ボタンで選択する
1つのオシレーターを調整した後にもう一方のオシレーターを選択して制御を行うことで、同じコントロール部を使用しながら1つ目のオシレーターの設定に変更を加えることなく調整を行うことができる
任意のサウンドを得るために、2つのオシレーター間でいつでもコントロールを再度割り当てることができる
そのため、以下の説明は 2つのオシレーターに同様に適用される

Wave(Waveform) オシレーター波形を選択
  • 正弦波
  • 三角波
  • 上昇型ノコギリ波
  • 矩形波/パルス波
Range オシレータの基本周波数(またはピッチ)を設定
オクターブ内で Osc 1 または Osc 2によって選択されたオシレーターの基本ベースピッチ 範囲を選択する
8’ は標準のコンサートピッチ(A3 = 440Hz)となっている
伝統的なオルガンのストップに当たるものでキャリブレーションが行われ、16' では一番低い周波数を、2' では一番高い周波数を与える
ストップの長さが 2倍になるごとに周 波数は半分になるため、キーボードのピッチを 1オクターブ低くする
Range が 8' に設定されている場合、グリッド鍵盤は通常のNoteビューの下の段の一番左のパッドが中央 C(コンサートピッチ)となる
Coarse オシレータの基本周波数(またはピッチ)を設定
選択されているオシレーターのピッチを± 1オクターブの範囲で調整
Fine オシレータの基本周波数(またはピッチ)を設定
オシレーターのピッチを± 100セント(± 1半音)の範囲で調整
Pulse Width オシレーターの波形が 矩形/パルス波 に設定されている場合、波形のパルス幅またはデューティ比を変化させることによって、矩形波の音色の角の部分に変化を与えることができる
矩形/パルス波が選択されている場合、Shift ボタンを押しながらオシレーターの Fine コントロールを調整することで波形のデューティー比(パルス幅)を手動で変更できる
ノブを左右どちらかに振り切っている場合、非常に狭い正パルスまたは負パルスが生成され、ノブを動かすごとに音が薄く、甲高くなっていく
パルス幅は、モジュレーションマトリックス内の様々なシンセソースによっても自動的にモジュレートされる
オシレーターシンク Shiftを押しながら Osc 2を押すことで有効化できる
Osc 1を使用してOsc 2で生成される波形にさらなる倍音成分を加える
Osc 2 の波形のフルサイクルが形成される前に Osc 1 の波形に Osc 2 の波形をリトリガーさせることによって行う
Osc 1 の周波数の変化に比例してその性質も変化し、また基本周波数に対して音楽的に関連する場合とそうでない場合があるため、 2つのオシレーターの周波数の比によっても生成されるサウンドの性質が変化する
サブオシレーター 2つの主要なオシレーターに加え、サブオクターブオシレーターが備わっている
サブオクターブオシレーターの出力を Osc 1 と Osc 2 の出力に追加することで、より豊かな低音を生成することができる
サブオシレーターの周波数は常に Osc 1 の周波数に固定されており、ちょうど1オクターブ下となる
サブオシレーターの波形は常に三角波
サブオシレーターには独立したコントロールが無く、その出力はミキサーセクションに送られ、任意の度合でシンセサウンドに追加される
ノイズ Circuit Mono Station にはノイズジェネレーターも搭載されている
ノイズとは、幅広い周波数から成る信号 で、ヒス音(ヒスノイズ)として知られるサウンドを指す
これは、その他のエフェクトにおけるパーカッシ ブサウンドを生成するために使用できる
ノイズジェネレーターにはミキサー対して独自の入力が存在し、これを単独で聞こえるようにするためには入力を上げ、その他のオシレーターの入力を下げる必要がある
リングモジュレーター 入力としてオシレーター 1 および オシレーター 2 から波形を取得し、複雑な出 力波形を生成する
この波形はオシレーターの周波数、それらの合計および差異、そして、範囲が入力の シェイプと周波数に依存するその他の多くのハーモニクスから構成される
これら2つのオシレーターの周波数をそれぞれの倍近くにするように設定すると、興味深い低周波数の「うなり」を与えることができる

LFO Section

Rate LFO の周波数を調節
周波数の範囲はゼロから約 200Hz
Wave 三角波、ノコギリ波、矩形波、サンプルアンドホールドなど使用可能な波形から選択
LED によって、LFO のスピードと波形を視覚的に示す
Sync LFOのレートを現在のテンポクロック(内部または外部)に同期
35の異なる同期レート区分から選択でき、Rate コントロールで選択
Syncを選択することで、Rate コントロールの機能が再度割り当てられる
また、Rate コントロールによって選択されている同期レート値に基づいて、内部または外部 MIDI クロック のサブディビジョンに LFO の周波数をロックさせることができる

MIXER Section

Osc 1 オシレーター 1 の波形のレベルをコントロール
Osc 2 オシレーター 2 の波形のレベルをコントロール
Sub サブオシレーターの信号レベルをコントロール
Noise サウンドに追加されるホワイトノイズのレベルをコントロール
Audio In リアパネルの AUDIO IN コネクタ 2 に入力されている信号のレベルをコントロール
Shiftを押しながら 同じコントロールを調整することで、入力ステージのゲインを調整できる
注意:全てのミキサーレベルコントロールのオートメーションは記録されますがAudio In のシフトされたゲイン機能はオートメートされない
Circuit Mono Station のエンベロープ、フィルター、モジュレーションセクションを使用して扱うことができる
Circuit Mono Station の出力を本体に戻すことも可能
このリカーシブな接続によって他にはないエフェクトを生成することができる
Ring 1*2 リングモジュレーター回路の出力レベルを設定
リンクモジュレーターへの入力は Osc 1 と Osc 2

ENVELOPE Section

Attack 音量がゼロの地点(例:ノートがトリガーされた瞬間)から最大値まで到達するのに要する時間
アタックタイムが長い場合フェードイン効果が得られる
スライダーが最も低い位置にある場合、ノートがトリガー された瞬間にただちに最大レベルに達する
スライダーが最も高い位置にある場合、ノートが最大レ ベルに到達するまで 5秒以上かかり、真ん中の位置で約250ミリセカンドかかる
Decay 音が最大レベルから減少していき、アタック部分を通過後にサステインパラメータで設定されているレベルまで到達する際に要する時間
スライダーが真ん中の位置にある場合、約150ミリ秒
Sustain 最初のアタックおよびディケイ部分(例:リアルタイムに演奏している場合、パッドを押し 続けている間)を通過した後のノートのボリュームを示す
サステインレベルを低く設定すると、非常に短いパーカッションのような効果が得られます(アタックおよびディケイタイムが短い場合)
サステイン値が低い場合、ノー トの頭が強調される効果がある
スライダーを完全に下げることで、ディケイタイムを通過した後ただちにノートが聞こえなくなる
Release パッドから指が離された後に音量がゼロに到達するまでに要する時間
リリースの値が高い場合、パッドから指が離された後も音が聞こえる状態になる(ボリュームは徐々に減少)
スライダーが真ん中の位置ににある場合、リリースタイムは約360ミリ セカンドとなる
パラメータ値とリリースタイムの関係はリニアではない

FILTER Section

Shape ローパス(LP)、バンドパス(BP)、ハイパス(HP)から成る3種類のフィルター特性を選択
Slope 2つのフィルタースロープを切り替る
パスバンド外のフィルターのスロープを 1オクターブ あたり 12dB または 24dB のいずれかに設定
24dBの方がスロープが急になり、帯域外の周波数が急激に減衰
Frequency フィルターカットオフ周波数(LPまたはHP)、またはその中心周波数(BP)を制御する大型のロータリーノブ
Resonance フィルター特性にレゾナンス(フィルター周波数で増加されたレスポンス)を加える
Overdrive ミキサー出力にプリフィルターのディストーションを加える
Bypass デフォルトでは、フィルターがシンセのサウンドの全ての構成要素に影響を与えるが、Bypass ボタンを使用することで Osc 2 および Noise 信号へのエフェクトをオフにすることができる
両方をまとめてバイパスしたりどちらか一方をバイパスすることが可能

フィルターキートラッキング
フィルターのカットオフ周波数に、演奏されているノートのピッチをトラッキングさせることができる

操作

  • shiftとOsc を同時に押してKey Tracking ビューを開く
パッド
1 0%(OFF)
いかなるノートが演奏されてもフィルター周波数は 常に一定となる
2 15%
3 30%
4 45%
5 60%
6 75%
7 90$
8 100%
周波数がノートの半音ごとに変化する

フィルターは一対一の割合でピッ チ変化に対応するため、1オクターブ離れている 2つのノートが演奏された場合、フィルターのカットオフ周波 数も1オクターブごとに変化する

DISTORTION Section

Type ディストーションはフィルターセクションの後の段階で加えられる
Type I Novation Bass Station II シンセで採用されているディストーション回路を使用
Type II クラシックファズディストーション
Type III Type I および II を組み合わせたもの
Level ディストーションの量を調節

MODULATION MATRIX

Source マトリックスで使用できる4種類のモジュレーションソース
Env エンベロープジェネレーターの出力
LFO LFO 出力
Seq モジュレーションシーケンス
Vel ベロシティ
Destination

6つのボタンで 8つのモジュレーションデスティネーションを選択可能

Pitch オシレーター 1 ピッチ
Pitch オシレーター 2 ピッチ
PWM オシレーター 1 パルス幅
PWM オシレーター 2 パルス幅
Amp VCA レベル
Filter フィルター周波数
Dist ポストフィルターディストーション量
Aux CV AUX CV 出力での DC 電圧

Pitch および PWM (パルス幅モジュレーション)の 内部 LED は、トラックボタンによって現在選択されているオシレーターに対応している
Pitch および PWM は、Osc 1 および Osc 2ボタンで現在選択されているオシレーターに対して有効
PWM を有効にするためには、オシレーターの波形を「矩形/パルス波」に設定する必要がある

Depth

選択されたソースによって選択されたデスティネーションに適用されるモジュレーションレベルを調節
マトリックス設定はアディティブ(追加式)となっており、異なるDepth 設定で、いかなるソー スの組み合わせも、デスティネーションの組み合わせも適用可能

Depth コントロールは、選択されたソースがディストーションに対して行うコントロールの度合を決める
これはソフトコントロールであり、Source および Destinationボタンの設定で現在定義されている特定のマトリックスルーティングのコントロールレベルを設定する
32の各ルーティングには、独自 のレベルを指定できる
現在選択されているソースはボタンの上の LED で示され、現在選択されている デスティネーションは、デスティネーションボタン内の LED で示される

Pitch および PWM ボタン内の LED 現在選択されているオシレーターのカラーで点灯する
Depth コントロールの LED 現在選択されているマトリックスルーティングのコントロールレベルに比例した明るさで点灯する

Depth は、モジュレーションコントロール時に制御されているパラメータが変化する単位と なる値を効果的に定義する
制御の範囲、という風に考えると良い
Depth は二極性のものであるため、制御の極性を変化させる

同じ入力の場合 Depth がプラスの値では制御されるパラメータの値が大きくなり、マイナスの値では制御さ れるパラメータの値が小さくなる
マトリックスルーティング内であらかじめソースと割り当て先が定義されている場合 Depth コントロールがゼロ以外の値に設定されない限りモジュレーションは 行われない
例外:Env が Amp にルーティングされている場合 Depth コントロールはオン /オフスイッチとして動作する
Depth がマイナス値の場合 特定のパラメータでは動作しない

LFO は二極のソースであり、LFO がソースとして選択されている場合、デスティネーション パラメータは、モジュレートされていない値の上下両方に動く
これは、LFO がオシレーターのピッチをモジュレートするようルーティングされている場合 最も簡単に可視化される
Depth をゼロにすることで、オシレーターは通常のピッチで鳴るが、 Depth をプラスの方向に増やした場合にはピッチが上昇し、そして通常の周波数より下に下降する
LFO がノコギリ波のような非対称の波形に設定されている場合に、Depth の正と負の値の効果が最も 顕著となる

サイン波または三角波の LFO 波形を使用して適切なスピードの LFO モジュレーションを追加することで、心地よいビブラートを加えることができる
ノコギリ波もしくは矩形波では、より劇的で特殊なエフェクトを生成する
エンベロープモジュレーションを追加することで、ノートが演奏された際にその持続時間にわたってオシレータピッチが変更されるような興味深いエフェクトを得ることができる
パルス波では、LFO モジュレーションによる音響効果は、使用されている LFO 波形およびその速度 に応じて大きく異なる
一方で、エンベロープモジュレーションを使用する場合は、ノートが演奏されている間時間と共に変化するハーモニクス成分によって良い音色の効果を生成する
LFO でフィルターの周波数をモジュレートすることで、ワウのようなエフェクトを表現することができる
LFO を極めて遅い速度に設定した場合、サウンドのエッジが徐々に滑らかになるような効果が得られる
フィルター周波数がエンベロープによってモジュレートされている場合、フィルターアクションはノートの持続時間にわたって変化する
エンベロープを注意して調整することで、素晴らしいサウンドを得ることができる
例:フェードアウトの部分に対してノートのアタックの部分に異なるサウンドを生成するために、サウンドのスペクトル成分を生むことができる

ステップの編集

パターンの入力

操作

  • Osc 1 または Osc 2 ボタンでオシレーターを選択
  • パッチを選択
  • オシレーター 1 の Note ビュー に切り替える
  • 入力したいオクターブを表示
  • 入力したいステップのパッド(17~32)を押しながらアサインするノートに対応するパッド(1~16)を同時に押す

パラフォニックボイシング

2つのオシレーターがシンセの VCA、エンベロープジェネレーター、およびフィルターを共有して、異なるピッチで再生を行うが、エンベロープが「開いている」場合にのみ同時に聞こえる

操作

  • shift + Scales を押す
パラフォニックモード 1 オシレーター 1 のみが VCA をトリガーする
ライブパフォーマンスやレコーディングで演奏する際に使用する
有効時:Scales ボタンが、Shiftを押した際に暗い白に点灯
鍵盤で演奏されるあらゆるノートが両方のオシレーターをトリガーするが、VCA はオシレーター 1 でのみトリガーされる
Osc 1 および Osc 2 レベルコントロールが Mixer セクションで上げられている場合、それぞれのオシレーターがサウンド全体に対してどのような要素を担っているか聞くことができる
また、各オシレーターのピッチと波形は個別に調節できる
VCA をトリガーするものがオシレーター 1 であるため、オシレーター 1 のパターン内のノートがVCA をトリガーする際に十分な時間再生されている場合にのみオシレーター 2 が聞こえる。
パラフォニックモード 2 オシレーター 2 に割り当てられているパターンを聞くときに使う
有効時:Scales ボタンが明るい白に点灯
オシレーター 2 がVCAとオシレーター 1 をトリガーするため、Osc 1 のミキサーレベルコントロールを下げて、オシレーター 2 のパターン内のノートを全て聞くことができる

ノートの削除

方法1

操作

  • 不要なノートに対応するステップパッドを押しながらパフォーマンスパッドを押す

方法2

操作

  • Clear ボタン

ノートの挿入

方法1

操作

  • ノートを追加したいステップのパターンパッドを押しながら、任意のパフォーマンスパッドを押し、パターンパッドから指を離す
    (Record を押す必要はない)

方法2

操作

  • 任意のパフォーマンスパッドを押しながら、ノートを追加したいステップのパターンパッドを押し、パフォーマンスパッドから指を離す
    (Record を押す必要はない)

ノートの変更時のゲート、ベロシティ

手順
ノートの削除の後に新規に挿入 デフォルトのゲート値とベロシティ値が新しいノートに設定される
ノートの削除を行わず、変更したい音程のパッドを押す 元のノート のゲート値とベロシティ値を保持
(各ステップには 1つのノートのみが割り当てられるため、これによって以前のノートが自動的にキャンセルされる)

ステップの複製(Duplicate)

操作

  • Shift + Clearを押しながら、コピー元のステップを押す
  • Shift + Clearを押したまま、コピー先のステップを押す
  • ノートデータを複数のステップにコピーしたい場合には、Shift および Clear ボタンを押したまま他のステップに対してペースト操作を繰り返す

いずれかのトラックの Note ビュー(Mod Seqを含む)でも、Duplicate を使用して、様々な特性が追加されたノートをパターン内の異なるステップにコピーすることができる
コピー先のステップ内の既存のノート情報は全て上書きされる

ベロシティ

ベロシティ

ライブレコーディング中にパッドが叩かれた強さを記録する
ベロシティパラメータが制御を行うものは、モジュレーションマトリックス内でルーティングされるものによって決定される
マトリックスソースとして VCA を制御するために使用される場合(マトリックスソースとしてVelを、マトリックスデスティネーションとしてAmpを選択)は、ボリュームに直接関連し、他のモジュレーションマトリックスルーティングと同じように、Depth コントロールで調整することができる
ライブレコーディング中にパフォーマンスパッドを演奏する際、ベロシティ値が各ステップに割り当てられる
ベロシティ値は、ノートにではなくパターンステップに関連付けられる

ステップのベロシティ値を変更する

操作

  • Velocityボタンを押し、Velocity ビューに切り替える
  • ボタンが現在選択されている オシレーターの色に点灯するので、任意のパッド(1~16)を押す
パッド ベロシティ値
1 8
2 16
3 24
4 32
5 40
6 48
7 56
8 64
9 72
10 80
11 88
12 96
13 104
14 112
15 120
16 127

固定ベロシティ

ベロシティ値を96に固定する

操作

  • Shiftを押したまま Velocity を押す
  • Shift を押している間 Velocity ボタンが白に点灯することで、固定ベロシティに設定されていることを確認できる

ベロシティを固定に設定しても、既に録音しているノートのベロシティ値は変わらない

ゲート

ゲート

Gate はステップ内のノートの持続時間を表す
ゲートパラメータは整数値だけでなく分数値も使用できる
ステップは1/6 単位で、1/6から16の間で設定可能
ゲート値はパフォーマンスパッドを演奏する際にそれぞれのノートに割り当てられる
パフォーマンスパッドを短く叩くとゲート値は低くなり、パッドを長い間押したままにするとゲート値は上がる
ゲート値が16の場合、そのステッ プ内のノートがパターン全体で鳴り続ける

ゲート値の変更

操作

  • GateボタンでGate ビューを開く
  • グリッドの上二行にGate値、下二行にパターンステップが表示される
  • ゲート値の一番高い値のパッドを押すことによって1/6ずつゲートタイムを短縮できる

グライド

グライド

ステップにピッチグライド(ポルタメント)を加える
オシレーターのパターンステップに個別に追加可能
ステップにグライドを追加すると、ステップに割り当てられたノートは通常のピッチでは最初再生されない
グライドタイム設定で決められた時間内で、通常のピッチに向かって昇降する
最初のピッチは直前に再生されたノートのものとなるため、直前のノートがグライドが追加されたステップのノートより上か下かによってピッチが上がるのか下がるのかが決まる

グライド値の変更

操作

  • Shiftと Gateを同時に押しGlide ビューを開く
  • パッド1~16を押す
パッド グライド値
1 OFF
2 8
3 16
4 24
5 32
6 40
7 48
8 56
9 64
10 72
11 80
12 88
13 96
14 108
15 116
16 127

グライドの効果の、ゲートやベロシティなどとの違い
グライド値は、ステップごとの属性として個々のステップに割り当てられるのではく、オン、オフの切り替えを行う
グライドがステップに追加されると、そのステップで「グライドオン」のコマンドとして機能する
そのため、使用されているグライドの値は、そのポイントからパターン内の全てのステップに適用されるため、次のステップでその値が変更されない限り、パターン内の全てのノートでその効果が聞こえる
したがって、特定のステップでのみグライドを使用したい場合には、そのステップで必要なグライドの量を割り当て、その後のパターンステップでグライドをゼロに設定する必要がある
これは「グライドオフ」のコマンドとして機能する
グライドタイムは、パターンが割り当てられていないステップを含む、パターン内のいずれのステップにも割り当てることができる

短いグライドを追加することで、ノートを「太く」することができる:
グライドタイムが十分な短さである場合、実際のピッチ変化として聞こえることはないが、より大きな 「ボディ」を持つノートとして聞こえる

モジュレーションシーケンサー

Mod Seq

Mod Seqは、パターン内の各ステップのモジュレーションパラメータ値を記録できるトラック
Osc 1 および Osc 2 のトラックと共にパターンに保存され、その他の点では単に追加のシーケンサートラックとして扱われる
4つのソース(Seq)の1つとしてモジュレーションマトリックスで使用できる
8つのマトリックスデスティネーション(割り当て先)のいずれかにルーティングを行い、オシレーターのピッチやパルス幅、VCA レベル、フィルター周波数などを変化させることができる

Mod Seq は、モジュレーションマトリックスに割り当てられていない限りサウンドに影響を与えない

Mod値の変更

操作

  • Mod Seqを押して、モジュレーションシーケンサービューを開く
パッド Mod値
1 8
2 16
3 24
4 32
5 40
6 48
7 56
8 64
9 72
10 80
11 88
12 96
13 104
14 112
15 120
16 127

Mod値の削除

操作

  • Clearを押しながらステップを押す

Smoothモード

Mod Seq値が8間隔のため発生する「ジャンプ」を解消(補間)する機能

操作

  • Shift および Mod Seq を一緒に押して Smooth モードを開く
Smooth有効/無効 Mod Seqボタンの状態
有効 Shift を押すと明るく白く点灯
無効 Shift を押すと暗くなる

Smoothモードで適用されるグライドは固定レートであるため、テンポと同期レートが高い場合、次のパターンステップでのモジュレーションデプスが目標の値に達するまでの時間が無い

パターンの設定

パターン同期率を設定

同期レートの選択は外部のテンポクロックソースのスレイブとして同期を行う際に便利

操作

  • Pattern Settingsを押してPattern Settings ビューを開く
  • 1行目(パッド1から8)でパターン同期率を設定
パッド 同期レート テンポの倍率
1 1/4 1/4倍速
2 1/4 T
3 1/8 1/2倍速
4 1/8 T
5 1/16 1倍速
6 1/16 T
7 1/32 2倍速
8 1/32 T

パターンが再生されている間に同期レートが変更された場合の反映タイミング

進行方向 タイミング
「前方」「後方」 パターンの場合には修正されたテンポで再度開始される前に、再生中のパターンが最後まで再生される
「ピンポン」 パターン内の最初または最後のステップのうちより先に到 達する方のタイミングでテンポの変更が適用される
「ランダム」 パターン内のステップ数分が 再生され次第テンポが変化する

Pattern Settings は、Oscillator 1、Oscillator 2、モジュレーションシーケンサーに対 して独立して設定可能

パターンの進行方向

操作

  • Pattern Settingsを押してPattern Settings ビューを開く
  • 13~16パッドで進行方向を指定
パッド 進行方向 詳細
13 前方 開始ステップから最終ステップまで進行し、また頭から繰り返される
14 後方 最終ステップから再生され、開始ステップまで戻っていき、繰り返される
15 ピンポン 開始ステップから最終ステップまで進行し、それから開始ステップまで戻っていく
パターンの長さが2倍になり、再生方向が逆転するためパターン内の最後と最初のステップが2回再生される
16 ランダム パターン内の全てのステップ(定義された長さ内のもの)がランダムな順番で再生される
ノートを持っていないステップも含まれる

Pattern Settings は、Oscillator 1、Oscillator 2、モジュレーションシーケンサーに対 して独立して設定可能

パターンの長さ

操作

  • Pattern Settingsを押してPattern Settings ビューを開く
  • 3,4行目(パッド17から32)でパターンの長さを設定
最終/開始ステップ 操作
最終ステップを指定する パッドを押す
開始ステップを指定する shift押しながらパッドを押す

Pattern Settings は、Oscillator 1、Oscillator 2、モジュレーションシーケンサーに対して独立して設定可能

パターンの編集

パターンの保存

1つのセッション内に Osc 1 のパターンを 16 個、Osc 2 のパターンを 8個、モジュレーションシーケンサーのパターンを8個保存することができる
パターンの保存は実質的には自動で行われる
使用中のオシレーター用に現在選択されているパターンメモリは、作成中のパターンを保持する
パターンが既に完成している状態であれば、特に追加の動作を行うことなくメモリに保持される
ただし、次回起動時にそのパターンを使用したい場合には、32パターンの各セッ トを現在の Session の一部として保存する必要がある

パターンの再生

再生開始位置 操作
パターンの開始ステップから再生 Playボタン
停止位置からの再生 shift+play

インスタントパターン切り替え

現在のパターンが完了するまで待たずに、新しいパターンがすぐに再生を開始

操作

  • Play モードで Shiftを押しながらパターンを選択

直前のパターン内の再生カーソルの位置に関わらず、新しいパターンはステップ 1 から開始され、以前と同じタイミングで最初のステップを再生するため、パターンのテンポは常に保持される
パターンの長さが奇数である場合や、異常な同期レートのためにパターンのタイミングがずれてしまった場合には、インスタントパターン切り替えを行うことで効率的にタイミングを直すことができる

パターンのクリア

パターンをクリアする

操作

  • PatternsビューでClearを押しながら消去するパターンのパッドを押す
  • Clear とそのパターンのパッドが明るい赤色に点灯する

パターンの複製

操作

  • Patternsビューを開く
  • ShiftとClearを一緒に押しながら(Clear が明るい緑に点灯)コピーしたいパターンのパッドを押し(緑に点灯)、ペーストしたいメモリに対応するパッドを押す(赤色に点灯)

複数のメモリにパターンデータをコピーしたい場合、ShiftとClearを一緒に押したまま他のステップへのペースト作業を繰り返す
Osc 1 と Osc 2 のパターンは相互にコピー可能
Mod Seqパターンは他の Mod Seq パターンメモリにのみコピー可能

パターンチェーン

パターンをチェーン化することで最大256ステップのシーケンスを構成することができる
トラックごとに行う

操作

  • patternビューを開く
  • チェーン化を行う一番小さい数のパターンのパッドを押しながら、次に一番大きな数のパターンのパッドを押す
  • 選択したパッドがトラックカラーで明るく点灯し、それらが全てチェーン化されたシーケンスの一部を構成することを確認できる

Osc 1、Osc 2、モジュレーションシーケンサーのパターンチェーンを互いに独立して作成したり、Osc 1 パター ンのみのチェーンを作成することもできる
ただし、全てのトラックには「アクティブ」なパターンが含まれており、Osc 2 およびモジュレーションシーケンサーで選択されているパターンメモリ内のいかなるデータも再生されるため、Osc 1 を単独で使用する場合は、他の 2つのトラックが空のパターンメモリを再生する必要がある
チェーン化するパターンはパターン番号が連番になっている必要がある

パターンオクターブ

パターン全体のピッチをオクターブ単位で上下にシフト可能

操作

  • Shift を押しながら Oct ▲ or Oct ▼ を押す

パターンの再生モードおよび停止モードどちらの場合にも行える
Pattern ビュー または Patches ビューでパターンオクターブを変更することはできない
現在選択されているオシレーターのピッチのみを調整することができ、他のオシレーターのピッチは影響を受けない

ミューテート

パターンまたはパターンチェーンを構成するノートをシャッフルする機能
パターンレングス、同期レート、その他のパターンパラメータを保持しつつ、パターンのノートを異なるステップに再度割り当てる
同じノートが再生されるが、再割り当ては シャッフルで行われるため、全体のパターンテンポは維持されつつ順序やタイミングが変化する

操作

  • Noteビューを開く
  • Shift と Pattern Settings ボタンを一緒に押す

ノートは異なるステップに割り当てられ、パターンが新しい配置を使用して定義されたパターンレングスでループし続ける
パターンチェーンが使用されている場合、チェーンを構成する各パターンは個別にミューテートされるが、パターンは通常のシーケンス内で引き続き再生される
一旦実行してしまうとキャンセルして元のパターンまたはパターンチェーンに戻ることができない

パターンをリアルタイムに録音する

操作

  • パッチを選択する
  • オシレーター 1 の Note ビュー に切り替え、Play を押してパターンを再生
  • Record を押して演奏を行う
    録音中は、ステップカーソル(通常は白色)が赤色に変化してパターン内を移動し、パターンに変更を加えようとしていることを示す
    Osc 1 および Osc 2 のミキサーレベルコントロールも赤に変わる
  • 16ステップ分のパターンが完成すると、ノートが再生される
  • 必要なノートを演奏したら、再度 Play を押して録音とシーケンサーを停止させる

オシレーター 2 のノートをシーケンスに追加する方法

操作

  • ShiftとScalesを同時に押してパラフォニックモード 2 を選択
  • MIXER セクションで Osc 2 のレベルが上げられていることを確認する
  • オシレーター 2 の Note ビュー に切り替え、同じ方法で録音する
  • パラフォニックモード 2 では、Osc 1 と同じように演奏されているノートが聞こえる

テンポとスウィング

テンポの調整

操作

  • Tempo コントロールにわずかに触れる
  • パッドグリッド上に、青と白で 2~3桁で構成される BPM が表示される
  • Tempo コントロールを動かして調整
  • テンポ表示が 1.6 秒後に タイムアウトし、グリッド表示が直前のビューに戻る

テンポの範囲

テンポクロックのソース 範囲
内部テンポクロック 40~240 BPM(デフォルトは120 BPM)(小数部分は適用されない)
外部 MIDI クロックソース 40 ~240 BPM(小数部分を含めて適用される)

タップテンポ

タップテンポはいつでも使用できる

操作

  • Tap ボタンで四分音符をタップする
  • 直近5回の平均(最低3回)でBPMが設定される

スウィング

奇数の長さを持つパターンでスウィングを変更すると、特に興味深いリズム効果が得られる
スウィング(50%以外に設定されている場合)は、アナログクロック出力に適用されない

操作

  • Shiftを押しながらTempoを動かす
  • スウィングのパーセンテージの値が変化する
スウィング値 奇数の拍とその前の偶数の拍の間の間隔
20~49% 短くなる
50% デフォルト
等間隔
51~80% 長くなる

スウィング同期

Tempo コントロールでスウィング値を手動で設定することに加えて、広範囲のスウィング同期レートを設定できる
これは「範囲」を定めるコントロールで、スウィングパラメータが代替ノートをシフトするテンポのインターバルを定義する

操作

  • ShiftとTapを同時に押し、スウィング同期ビューを表示する
パッド スウィング同期レート
1 1/4
2 1/4 T
3 1/8
4 1/8 T
5 1/16(デフォルト)
6 1/16 T
7 1/32
8 1/32 T

ノブとスライダーのオートメーション

オートメーション

パターンを再生している際、任意のシンセコントロールを動かしてサウンドに変化を加えることができる

操作

  • Recordを押しながらノブやスライダーを動かす
  • Recordを離す

全てのロータリーおよびスライダーシンセコントロールはこの方法でオートメーションを記録することができる
また、1つのシンセパラメータに各レコーディングデータを記録するための合計53のオートメーション「レーン」が備わっている
Coarse および Fine Pitch といった割り当て可能なコントロールは、Osc 1 および Osc 2 で独立してオートメーションを記録でき、Pulse Width(Shift + Fine)も、両方のオシレーターに対してオートメーションを記録できる
モジュレーションマトリックスには 32のオートメーションレーンが割り当てられており、Depthコントロールの動きは、現在のソース(4つのうちの1つ)およびデスティネーション(8つのうちの1つ)の割り当てとともに記録される
ただし、全てのスイッチと Tempo/Swing または Volume コントロールのオートメーションは記録されない

シーケンス停止中にシンセコントロールの動きを記録する

操作

  • Noteビューで Record を押し、変更を加えたいステップに対応するパッドを押し続けるとそのステップに含まれるノートが再生される
  • シンセコントロールを調整すると、オートメーションデータに新しい値が書き込まれる
  • 再度 Record を押す
  • シーケンスを走らせると、そのステップに加えられたノブ/スライダーのエフェクトが聞こえる

マクロのオートメーションデータを削除

操作

  • Clearを押したまま該当するノブを20%以上回転させる
  • ノブ下の LED が赤く点灯し、確認できる

シーケンサーの現在のステップだけでなく、パターン全体のマクロのオートメーションデータを消去する

システム設定

システム設定の開始/終了

開始/終了 操作
開始 Shiftを押しながら Power ボタンを押して起動
終了 Playボタンを押す

MIDI 入出力

操作

  • 電源を切った状態にする
  • Shiftを押しながら Power ボタンを押す
  • 1から32パッドを押す
パッド
1 MIDIチャンネル1を選択
デフォルト設定では、Osc 1が設定されている
2 MIDIチャンネル2を選択
デフォルト設定では、Osc 2が設定されている
3 MIDIチャンネル3を選択
4 MIDIチャンネル4を選択
5 MIDIチャンネル5を選択
6 MIDIチャンネル6を選択
7 MIDIチャンネル7を選択
8 MIDIチャンネル8を選択
9 MIDIチャンネル9を選択
10 MIDIチャンネル10を選択
11 MIDIチャンネル11を選択
12 MIDIチャンネル12を選択
13 MIDIチャンネル13を選択
14 MIDIチャンネル14を選択
15 MIDIチャンネル15を選択
16 グローバルデータの MIDI Tx/Rx
17 アナログクロックレート1 ppqn
18 アナログクロックレート2 ppqn
デフォルト
19 アナログクロックレート4 ppqn
20 アナログクロックレート8 ppqn
21 アナログクロックレート24 ppqn
22 無し
23 無し
24 ポットピックアップのON/OFF
25 MIDI Note RXのON/OFF切り替え
26 MIDI Note TXのON/OFF切り替え
27 MIDI CC RXのON/OFF切り替え
28 MIDI CC TXのON/OFF切り替え
29 無し
30 無し
31 MIDI Clock RXのON/OFF切り替え
オンの場合、Circuit Mono Station はクロックマスターとなり、リアパネルの USB および MIDI OUT コネクタ、そして、CLOCK OUT コネクタではアナログ形式で内部クロックを MIDI クロックとして使用できるようになる
32 MIDI Clock TXのON/OFF切り替え
オンの場合、Circuit Mono Station はクロックスレーブとなり、以下の優先順位に従って外部から適用 されたクロックを使用する

外部機器連携

入力/出力 詳細
出力 本体のほとんどの機能およびシンセパラメータはデフォルトでMIDI データを外部機器に伝送する
MIDI データの伝送に加え、Circuit Mono Station には標準 CV + GATE 出力が搭載されている
CV および GATE 出力は、リアパネルでそ れぞれ 3.5mm のジャックソケットとして備わっている
入力 Circuit Mono Stationは多くの場合DAW またはシーセンサーからの MIDI データによって制御が可能
外部キーボードのピッチおよびモジュレーションホイールに対応していない
部 MIDI コントロールを 最初に有効化する必要がある
送受信およびチャンネル選択を含む MIDI 設定は、 システム設定ビューで制御を行う

パターンの再生中は常にノートデータが存在し、CV 出力はオシレーター 1 のピッチ値を伝送する
これにより、外部シンセ(例:ユーロラックモジュールなど)のピッチを Osc 1 Range、Coarse および Fine コントロールで制御できる
CV 出力は1V/ オクターブでスケールされ、0 V ~ 7 V: MIDI Note #24 (C1) = 0 V、MIDI Note #36 (C2) = +1 V の範囲を対象とする
リニアスケーリングは、その他のノートのオクター ブ内で適用される

GATE 出力は、+5V アンプのノートごとのパルスであり、その長さはノートの長さに等しく、上昇時間は 140170μs
GATEパルスはCV 電圧よりも後に部分的に出力され、ノートがオンになる前に、外部機器がそのピッチを安定させることができるようになる
Circuit Mono Station には AUX CV 出力 7 も備わっており、外部シンセモジュールに接続することができる
AUX CV は、モジュレーションマトリックスの 8つのデスティネーションのうちの1つであり、任意のマトリックスソースを割り当てることができる
電圧の範囲は、-5V~+5V
複数のモジュレーションソースを使用している場合は、Depth コントロール 40を注意して調整する必要がある
これはマトリックスのアディティブな性質がクリッピングを起こす可能性があるため

ポットピックアップ設定

ポットピック
OFF デフォルト
コントロールを動かすと保存されているパッチパラメータから引き継がれる
値は通常通りにノブの位置によって決まる
ポットが動かされるとパラメータに突然変化が加えられる
ON パッチの保存したパラメータ値に物理的に関連した位置にコントロールを動かすことで、コントロールが有効になる
コントロールが「ヌル」ポイントに達するまで無効となり、パラメータレベルにおける急な変更が回避される

外部クロック

内部/外部クロック選択は システム設定ビューで行う
外部クロックが選択されると、検出されたクロックソースとして有効なクロック信号が使用され、グリッド上に赤と白で「SYN」と示される
外部MIDIクロックは、USB または MIDI IN ブレークアウトケーブルのいずれかを使用することで適用できる
TRS MIDI IN とUSB ポートの両方が有効なクロック信号を受信した場合、TRS MIDI INが USB ポートよりも優先される
外部クロックが解除された(あるいは範囲外となった)場合、再生が停止し、内部クロックに切り替わる
Play ボタンが押される(キャンセルされる)まで、「SYN」ディスプレイは表示されたままになる
キャンセルされると、ディスプレイにはセッションに保存されたBPM 値が表示され、Tempo コントロールを使用してテンポを調整できるようになる

シフト

シフト

Shift+Scales パラフォニックモード1/2の切り替え
Shift+Note 拡大ビューを開く
Shift+Velocity パターン内の各ノートに固定ベロシティを割り当てる
Shift+Gate グライドビューを開き、各ステップにグライド値を割り当てる
Shift+Pattern Settings 現在のパターン内のステップをランダムに並び替える
Shift+Clear パターンやステップに対するコピーアンドペースト機能
Shift+Osc1 フィルター周波数に再生中のノートのピッチをトラッキングさせる
Shift+Osc2 Osc1の波形にOsc2の波形をトリガーさせる
Shift+Mod Seq モジュレーションシーケンストラックのアクションを変更
Shift+Tempo タイムシフトによってパターン内のノートを交互に入れ替える
Shift+Tap レンジパラメータをスウィングに適用する
Shift+Fine パルス波形のデューティーサイクルを変更
Shift+Oct▲、Oct▼ レコーディング後にパターンのオクターブを変更
Shift+Audio In 外部オーディオ入力のゲインを調節
Shift+Patches イニシャルパッチをロードし、すべてのシンセパラメータをデフォルト状態にリセット
Shift+Patern(パターンビュー内) 現在のパターンが終わるまで待たずに、すぐに新しいパターンの再生