micron

基本操作

基本操作

コントローラー 効果
Volume 音量
m1スライダー ビブラート
m2スライダー フィルターをスウィープ
ピッチホイール ピッチの上下
xノブ プログラムによって異なる
プログラムモードでパラメータのエディット中にコントロールノブを押したままこのノブを動かすと、エディット中のパラメータがアサインされる
yノブ プログラムによって異なる
プログラムモードでパラメータのエディット中にコントロールノブを押したままこのノブを動かすと、エディット中のパラメータがアサインされる
zノブ プログラムによって異なる
プログラムモードでパラメータのエディット中にコントロールノブを押したままこのノブを動かすと、エディット中のパラメータがアサインされる
Octave(+/-) オクターブを上下させる
Accomp 設定によって動作が変わる
オン(薄く点灯):セットアップモードの設定に従ってパターンやリズムにトリガーがかかる
オフ(消灯):シーケンスがオフになり、弾いたキーのみ発音
Tap 現在のテンポで点滅
Taptempo:Tempoを何度か叩く 細かく調整:Tempoを押しながら透明のコントロールノブを回す
Store プログラムに変更を加えると点灯
その状態でStoreを押すと保存
Phrase 押すとキーボードの演奏をキャプチャーして再生
latch オン:サステインペダルのように動作

Control knob circle

Control knob circle

ボタン 詳細
Programs リードサウンド、ベース、ドラム、パッドなどが収められている
Programsボタンを押しながら各カテゴリーに該当する白鍵を押す
"最近使用した"カテゴリーを選択すると最近使用したプログラムに切り替わる
2回押すと、"お気に入り"カテゴリーに追加できる
Patterns アルペジオとシーケンス
Rythms ドラムのフレーズは、1つあるいは複数の打楽器で構成されており、各々が独立したリズムを刻んでいる
キーボードの真ん中より左のキーを押すと、リズムパターンが再生され、右のキーを押すと、そのキーに割り当てられた打楽器音が鳴る
Setups 複数のプログラム、リズム、パターン等を組み合わせてコンビネーションを作成
Config 全体のトランスポーズ、鍵盤のベロシティカーブ、MIDI設定等を行う

Patterns

パターンの再生

操作

  • [patterns] ボタンを押す
  • コントロール・ノブを回して、エディットするパターンを選択
  • どれか鍵盤を押さえて、パターンを再生

エディット前との比較

パターンのエディット中は、オリジナル・バージョン(エディットする前の状態)に復帰することができる

復帰する コントロール・ノブを押す
エディット中の状態に戻す もう一度コントロール・ノブを押す
保存 [store] ボタンを押す

編集されたpatternを最後に保存したものと比較する

コントロールノブを押し、左に回して"Revert to stored~"の画面にスクロールさせる
ここでコントロールノブ を押すとストアしている方を聴く事が出来る
更にディスプレイには"Unrevert to edited~"と表示されるので、ここでもう一度コントロールノブを押すとエディットしている方に戻ることが出来る

セットアップに追加

操作

  • エディットしたいパターンで、コントロール・ノブを押してエディット・モードに入る
  • コントロール・ノブを回して、エディット・オプション「Send to setup~(セットアップに追加する)」を選択

コントロール・ノブを押すことで、現在選択しているパターンを、[setups]モードで選択したセットアップのパートに入れることができる
セットアップにパートが無い場合は、現在選択されているパターンが、自動的にパートAにアサインされる
セットアップに1つ以上のパートがある場合は、次の方法でパターンを追加することができる

1 send to part(パートに入れる) セットアップのパートでパターンを使用する
パートではプログラムとパターン の両方を使用することができる
パートのプログラムが“pattern’s pgm”に設定されている場合はパターン・モ ードのプログラムでパターンは再生される
そうなっていない場合は、セットアップで使用されているプログラムでパターンは再生される
2 layer(レイヤー) セットアップ内で選択中のパートが複製され、新しいパートとして追加される
新しいパートには選択されたパターンを使用する
3 split low(スプリット・ロー) セットアップにあるパートが、任意のキーを境に2つのパートに分割される
Micron にプロンプトが表示されますので、分割するノートを鍵盤を押して入力する
入力すると、分割を実行し、 そのキーよりも低い音域のパートにパターンが入力される
入力したキーよりも低いノートでは、選択された新しいパターンを使用する
入力したキーと、それよりも高いノートでは、セットアップに設定されているパートを使用する
新しいパートは、分割したパートに付いていたアルファベットの、次のアルファベットが付いたパートになる
例えば、セットアップがA、B、C、Dの4パートで構成されていて、パートBを分割した場合
新しいパー トはCになり、その後のCはDに、DはEになる 分割ポイントの設定は、コントロール・ノブを回すか、鍵盤を押すことで実行する
分割ポイントがキーボードの 囲外の場合は、 [octave] ボタンを使用することで設定が可能になる
4 split high(スプリット・ハイ) セットアップにあるパートが、任意のキーを境に2つのパートに分割
スプリット・ロー同様、Micron にプロンプトが表示されますので、分割するノートを鍵盤を押して入力
入力すると、分割を実行し、そのキーよりも高い音域のパートにパターンが入力される
入力したキーよりも高いノート では、選択された新しいパターンを使用する
入力したキーと、それよりも低いノートでは、セットアップに設定されているパートを使用する
分割ポイントの設定は、コントロール・ノブを回すか、鍵盤を押すことで実行する
分割ポイントがキーボードの範 囲外の場合は、 [octave] ボタンを使用することで設定が可能になる
5 add part(パートを追加) 新しいパートとしてパターンが追加される
パート・パラメーターは初期値に設定される

新しいセットアップを作成

操作

  • エディットしたいパターンで、コントロール・ノブを押してエディット・モードに入る
  • コントロール・ノブを回して、エディット・オプション「Start new setup~(新しいセットアップを作成)」を選択
  • コントロール・ノブを押す

パターン名の前に“ +”が付いた新しいセットアップ(例、"+Liner"や"+Bobbetty")が作成される
既に同じ名称が存在する場合は、名称の後ろに数字(例、"+Liner2"や"+Bobbetty2")が付いた新しいセットアップが作成される

パターン・プログラムの設定

操作

  • エディットしたいパターンで、コントロール・ノブを押してエディット・モードに入る
  • コントロール・ノブを回して、エディット・オプション「Pattern program(パターン・プログラムの設定)」を選択

操作

  • まず、パターンがノートを再生するプログラムを選択しておく
    ここでプログラムのカテゴリーを変更したい場合 は [patterns]ボタンを押したままの状態で、カテゴリーが印字されている白鍵を押す
  • パターンに使用するプログラムを、プログラム・モードから選択する場合は、 [programs]ボタンを押してプログラム・モードに入り、必要なプログラムを探す
    求めているプログラムが見つかったら、 [programs]ボタンを押しながら [patterns], ボタンを押して、設定を完了する

新規のpattern作成

操作

  • [patterns] ボタンを押し、ディスプレイに"* Empty pattern"という名前のパターンが表示されるまで左側へノブを回す
    (出荷時にストアされている "* Empty pattern"というパターンは何もデータが入っていない「空のパターン」)
  • 次にコントロールノブを押し、ディスプレイに"Store a copy~"の表示が画面に現れるまで右側へスクロールさせ、ここでもう一度コントロールノブを押す
    ここで 空の状態のパターンをリネームし別途保存する事が出来るので、ここでこれから作成するパターンに対して新しい名前を付ける
    ("*Empty pattern" プログラムは次に同様の作業をスムーズに行うためにも残しておいたほうがよい)
  • 左側へスクロールさせ、ディスプレイに"Record pattern~"を表示させる
    メトロノームのクリック音が聞こえ始めている
    (テンポは後述の方法で変更可能)
  • 演奏する
  • 演奏のキリのいいところで[store]ボタンを押す
    これで今演奏されたものが新しいパターンとして保存される
    次に"Pattern program"の画面にスクロールし、新しく作ったパターンに対してのプログラム(音色)を変更することができる

プログラムをセットする他の方法
[programs]ボタンを押したまま[patterns]ボタンを押す
これによりprograms で選択していた音色がそのままパターンで使用されるプログラム(音色)として選択される

パターンの長さ

操作

  • エディットしたいパターンで、コントロール・ノブを押してエディット・モードに入る
  • コントロール・ノブを回して、エディット・オプション「 Pattern Length(パターンの長さ)」を選択

設定値:1/4、1/2、1、2、4、8、16bars

現在のパターンの長さよりも小さい数値に設定 その後のパートで再生されるパターンが短くなる
現在のパターンの長 さよりも大きな数値に設定 その後のパートで再生されるパターンが長くなる
長くなった部分にはノートがないので、その部分では空のパターンを再生する

1小節あたりのステップ数

設定値:8、12、14、16、20、24、32、クオンタイズ無し
数値が小さいほどクオンタイズの分解能が粗くなリ、細かい音符やシンコペーションが単純化される

操作

  • エディットしたいパターンで、コントロール・ノブを押してエディット・モードに入る
  • コントロール・ノブを回して、エディット・オプション「Grid(グリッド)」を選択
連譜やスウィング、シャッフル感が必要ない場合 8、16、32 ステップを選択
スウィングやシャッフル感を出したい場合 12、24ステップを選択
変わった感じのパターンを作成したい場合 14、20といった通常の音符で表せない数値にする

シーケンスとアルペジオの切り替え

操作

  • エディットしたいパターンで、コントロール・ノブを押してエディット・モードに入る
  • コントロール・ノブを回して、エディット・オプション「Type(タイプ)」を選択
アルペジオ/シーケンス 詳細
アルペジオ 鍵盤を押さえている間ループは続く
コードを押さえると、コードの構成音それぞれからメロディーを生成する
シーケンス 既にプログラムされてるメロディラインを、どれか1つの鍵盤を押さえるだけで、そのキーに対応したパターンで再生する
押さえるキーを変更すると、異なるシーケンスに変わる

アルペジオの音域

キーボードで入力したノートから、上、下、あるいは上下にどのくらいの範囲でアルペジオを展開するかを設定する
設定値:1、2、3、 4オクターブ

操作

  • エディットしたいパターンで、コントロール・ノブを押してエディット・モードに入る
  • コントロール・ノブを回して、エディット・オプション「Span (arpeggios only)音域(アルペジオのみ)」を選択

アルペジオの生成順序

操作

  • エディットしたいパターンで、コントロール・ノブを押してエディット・モードに入る
  • コントロール・ノブを回して、エディット・オプション「Order (arpeggios only)順序(アルペジオのみ)」を選択

2つ以上のノートを同時に弾いた時の、アルペジオの生成順序を指定することができる
実際に鍵盤を押さえた順序で、アルペジオを生成する(as played)

Up.
(アップ)
鍵盤を押さえているノートの、低いノートから高いノートに向けて順番にアルペジオを生成する
アルペジオが、1番高いノートに到達したら、1番低いノートに戻って繰り返す
Down.
(ダウン)
鍵盤を押さえているノートの、高いノートから低いノートに向けて順番にアルペジオを生成する
アルペジオが、1番低いノートに到達したら、1番高いノートに戻って繰り返す
Up+Down Incl.
(アップ+ダウン Incl)
鍵盤を押さえているノートの、低いノートから高いノートに向けて順番にアルペジオを生成し、1番高いノートに到達したら、今度は高いノートから低いノートに向けて順番にアルペジオを生成する
そして1番低いノートに到達したら、再度1番低いノートからのアルペ ジオを繰り返す
incl は含むという意味で、1番高いノートと1番低いノートに到達した時に、それぞれのノートを2回発音する
Up+Down Excl.
(アップ+ダウン Excl)
鍵盤を押さえているノートの、低いノートから高いノートに向けて順番にアルペジオを生成し、1番高いノートに到達したら、今度は1番高いノートを繰り返さずに低いノートに向けて順番にアルペジオを生成する
そして1番低いノートに到達したら、1番低いノートを 繰り返さずに、再度高いノートに向けてアルペジオを繰り返す
Excl は含まないという意味で、1番高いノートと1番低いノートに到達した時に、それぞれのノートを1回だけ発音する
Octave Jump.
(オクターブ・ジャンプ)
アルペジエーターは、基本的に押さえた鍵盤のノートを発音するが、このオプションを選択していると、1番最初に押さえた鍵盤のノートの1オクターブあるいはそれ以上のノートを、2番目のノートを発音する前に発音する
2番目のノートも、3番目のノートを発音する前に同様の動作をするとい うように続いて行く

リアル・タイム・レコーディング

操作

  • エディットしたいパターンで、コントロール・ノブを押してエディット・モードに入る
  • コントロール・ノブを回して、エディット・オプション「Real-time recording(リアル・タイム・レコーディング)」を選択

レコーディング・モードに入ると、メトロノームのクリック音が再生される
リード・イン・タイムの間に、演奏する準備を整える
(思っているテンポと違ったら、 [tap] ボタンを使用してテンポを調整する)
準備ができたら、演奏を開始する
Micron は、パターンの最初のノートからレコーディングを開始する
レコーディングの開始が、最初のノートを弾くタイミングと異なる場合は、コントロール・ノブを押してレコーディングを開始しておいてから、演奏する
パターンはループ再生されるので、ノートを追加するタイミングを逃しても、少し待っていれば同じ場所が巡ってくる
リアル・タイムでレコーディングする場合は、演奏したノートは消えずに残る
ノートを消したい場合は、コントロール・ノブを押したままにする
レコーディングを終了したい場合は、コントロール・ノブを回すか、モード・ボタンを押す
パターンを全部消去して始めからやり直したい場合は、パターンをレコーディング状態にして、コントロール・ノブを押したままにする
Micron は、キーボードの演奏情報だけでなく、スライダーやピッチ・ホイールの操作もレコーディングできる
この時、キーボードの演奏とスライダーやピッチ・ホイールの操作は、同時にレコーディングする必要は無く、まず、 キーボードの演奏をレコーディングして、その演奏を聴きながら、コントローラーの操作をレコーディングすれば良い
また、クリア・コントローラー機能を使用すれば、コントローラーの情報だけを消してレコーディングし直すことも可能

ステップ・エディット

操作

  • エディットしたいパターンで、コントロール・ノブを押してエディット・モードに入る
  • コントロール・ノブを回して、エディット・オプション「Step editing(ステップ・エディット)」を選択

コントロール・ノブを回して、エディットしたいステップに移動する(パターンの最初のステップにジャンプ)

操作

  • [patterns] ボタンを押しながら中央 C の上の Aキー(“voice”と印字されたキー)を押す

a ノートやコードの追加/差し替え 各ステップには、1つ以上のノートを入力(あるいは差し替え)することが可能
ピッチ、ベロシティー、長さだけでなく、鍵盤を押さえている間のホイールやスライダーの操作もレコーディングすることができる
パターン・タイプがアルペジオに設定されていると、押した鍵盤のピッチに関係なくパターンを再生するが、レコーディング後にパターン・タイプをシーケンスにすると、レコーディングしたときのピッチで再生される
b ノートを削除する ノートを削除するには、カーソルを任意のステップに移動し、コントロール・ノブをダブル・クリックする
この操作 で、そのステップのノートと、次のステップ直前までのコントローラー・データが削除される
c ノートを移動する ノートを移動するには、まず、移動したいノートのステップにカーソルを移動する
次にコントロール・ノブを押した まま、移動したい先のステップになるまで、右か左に回す
ノートを(マウスで)ドラッグするような感覚
d ベロシティーをエディットする エディットしたいノートのステップにカーソルを移動して、コントロール・ノブを押す
コントロール・ノブを回すと、 ベロシティーが変化する ベロシティーを0にすると、そのノートは削除されてしまう ベロシティーのエディット中、任意の鍵盤を弾くことで、現在のベロシティーを聴いて確認することができる
ノートの長さがディスプレイに表示されていますが、ここでは、それをエディットすることはできない
e ノートの長さをエディットする ノートの長さをエディットするには、そのステップにカーソルを移動して、実際にその長さの時間鍵盤を押さえる
長さの値を直接エディットすることはできませんが、ディスプレイの右上の表示で、おおよその長さを確認することができる

コントローラーをクリア

ライダーとピッチ・ホイールの操作データを、ノート・データに影響させること無く、パターンから消去

操作

  • エディットしたいパターンで、コントロール・ノブを押してエディット・モードに入る
  • コントロール・ノブを回して、エディット・オプション「 Clear controllers~(コントローラーをクリアする)」を選択
  • コントロール・ノブを押す

コントローラーの操作データに満足していない時に、そのデータだけを消去してやり直すのに便利

パターンをクリア

ノート・データとコントローラーの操作データを、基本的なパターン・パラメーターに影響を与えること無く、パターンから消去

操作

  • エディットしたいパターンで、コントロール・ノブを押してエディット・モードに入る
  • コントロール・ノブを回して、エディット・オプション「 Clear pattern~(パターンをクリアする)」を選択
  • コントロール・ノブを押す

パターン名の入力

操作

  • エディットしたいパターンで、コントロール・ノブを押してエディット・モードに入る
  • コントロール・ノブを回して、エディット・オプション「Pattern name(パターン名)」を選択

パターンは、アルファベット順に表示されるので、それをふまえてパターン名を付けると後の操作が楽になる
コントロール・ノブを回して、文字を入力する位置(1 ~ 14)を選択し、コントロール・ノブを押して文字が入力出来る状態にする

文字の入力 コントロール・ノブを回すか、それぞれの文字に対応する鍵盤を押す
文字を削除する 削除したい文字の1つ右にカーソルを移動して、コントロール・ノブを押したまま反時計回り(左)に回す
名称の途中に空白を挿入 その位置にカーソルを移動して、コントロール・ノブを押したまま時計回り (右)に回す
大文字と小文字の切り替え 同じ鍵盤を押す

パターンの削除

操作

  • エディットしたいパターンで、コントロール・ノブを押してエディット・モードに入る
  • コントロール・ノブを回して、エディット・オプション「Delete pattern~(パターンの削除)」を選択

実行する時に確認のプロンプトが表示される

コピーを保存

操作

  • エディットしたいパターンで、コントロール・ノブを押してエディット・モードに入る
  • コントロール・ノブを回して、エディット・オプション「Store a copy~(コピーを保存する)」を選択

他のシンセサイザーと異なり、Micronは、決められた数のバンクを、プログラムやパターンの保存領域として持っているわけではない
そのかわり、パソコンと同じように、自由にパターンを作成したり削除したりすることができる
現在のパターン名だけが変更されたコピーが作成され、新しいパターンを作成することができるようになる
必要なパラメーターの変更を行って、[store]ボタンを押すだけで、新しいパターンの作成が完了する
新しいパターンを作成する場合は、まず、現在あるパターンの中から、ベースになるパターンを探してコピーを保存する
コピーを保存しないとオリジナルのパターンに上書きをしてしまう

変更したパターンを保存

保存をしていないと、Micronの電源を切った時に、 変更したデータが失われる

操作

  • [store]ボタンを押す

保存をしていなくても、他のモードに切り替えたり、プログラムやセットアップを閲覧するだけなら、変更データが失われない
セットアップで、現在エディット中のパターンを使用すれば、その再生音には、 エディットしている状態が反映されるので、実際に演奏する形態で確認することができる

変更データを失うこと無く、他のパターンを再生したい場合

操作

  • [patterns]ボタンを押し、コントロール・ノブを回してパターンを選択
    いつでもパターンのエディット・モードに戻ることができる

他のパターンの エディットを開始しない限り、元のパターンの変更データを失うことはない

現在エディットしている データを破棄したい場合

操作

  • 復帰オプション(""Revert -> Stored~"")を使用する

パターンのエディットを終了する

操作

  • コントロール・ノブを取り囲んでいるスイッチのどれか、あるいは [patterns] ボタンを押す

rhythms

リズムの演奏

操作

  • コントロールノブの右下の「rhythm」ボタンを押す
  • キーボードの真ん中より左の鍵盤を押すとリズムパターンが再生される
  • キーボードの真ん中より右の鍵盤を押すと割り当てられたドラム音が再生される
  • コントロールノブを回すとリズム切り替え
  • tapボタンを叩く:リズムのスピードを変更
    tabボタンを押したままコントロールノブを回す:リズムのスピードを調整

リズムのエディットの終了

操作

  • コントロールノブを取り囲んでいるスイッチのどれか、or 「rythm」ボタンを押す

エディットする前との比較

コントロールノブで、エディット前とエディット中の状態を切り替えて比較できる

編集されたrhythmを最後に保存したものと比較する

操作

  • コントロールノブを押し、左に回して"Revert to stored~"の画面にスクロールさせる
  • コントロールノブを押すとストアしている方を聴く事が出来る
  • ディスプレイには"Unrevert to edited~"と表示されるので、ここでもう一度コントロールノブを押すとエディットしている方に戻る

変更したリズムを保存する

操作

  • [store]ボタンを押す

保存をしていないと、Micronの電源を切った時に、変更したデータが失われてしまう
保存をしていなくても、他のモードに切り替えたり、リズムやセットアップを閲覧するだけなら、変更データが失われることはない
さらに、セットアップで、現在エディット中のリズムを使用すれば、その再生音には、エディットしている状態が反映されるので、実際に演奏する形態で確認することができる

変更データを失うこと無く、他のパターンを再生したい場合

操作

  • [rhythms]ボタンを押し、コントロール・ノブを回してリズムを選択

いつでもパターンのエディット・モードに戻ることができる
Micronは、他のリズムのエディットを開始しない限り、元のリズムの変更データを失うことはない

セットアップに追加

操作

  • エディットしたいパターンで、コントロールノブを押してエディットモードに入る
  • コントロールノブを回して、エディットオプション「Send to set up~(セットアップに追加する)」を選択

コントロールノブを押し、現在選択しているリズムを「setup」モードで選択したセットアップのビートに入れられる
セットアップにビートが無い場合は、現在選択されているリズムが、自動的にビートAにアサインされる
セットアップに1つ以上のビートがある場合は下記の方法でリズム追加可能

1 send to beat.(ビートに入れる) セットアップのビートで現在のパターンを使用する
セットアップのビートのレベル、エフェクトミックス、などが変更にならない
2 layer(レイヤー) セットアップ内で選択中のビートが複製され、新しいビートとして追加される
新しいビートには選択されたリズムを使用する
3 split low.(スプリット・ロー) セットアップにあるビートが、任意のキーを境に2つのビートに分割される
Micronにプロンプトが表示されるので、分割するノートを鍵盤を押して入力する
入力すると、分割を実行し、そのキーよりも低い音域のビートにリズムが入力される
入力したキーよりも低いノートでは、選択された新しいリズムを使用する
入力したキーと、それよりも高いノートでは、セットアップに設定されているビートを使用する
新しいビートは、分割したビートに付いていたアルファベットの、次のアルファベットが付いたビート意になる
例:セットアップがA、B、 C、Dの4ビートで構成されていて、ビートBを分割する場合
新しいビートはCになり、その後のCはDに、DはEになる
分割ポイントの設定は、コントロール・ノブを回すか、鍵盤を押すことで実行
分割ポイントがキーボードの範囲外の場合は、[octave]ボタンを使用することで設定が可能になる
4 split high. (スプリット・ハイ) セットアップにあるビートが、任意のキーを境に2つのビートに分割される
スプリット・ロー同様、Micron にプロンプトが表示されるので、分割するノートを鍵盤を押して入力する
入力すると、分割を実行し、そのキーよりも高い音域のビートにリズムが入力される
入力したキーよりも高いノートでは、選択された新しいリズムを使用する
入力したキーと、それよりも低いノートでは、セットアップに設定されているビートを使用する
分割ポイントの設定は、コントロール・ノブを回すか、鍵盤を押すことで実行する
分割ポイントがキーボードの範囲外の場合は、[octave] ボタンを使用することで設定が可能になる
5 add part. (パートを追加) 新しいビートとしてリズムが追加される
ビート・パラメーターは初期値に設定される

新しいセットアップを作成

操作

  • エディットしたいパターンで、コントロールノブを押してエディットモードに入る
  • コントロールノブを回して、エディットオプション「Start new setup~(新しいセットアップを作成)」を選択

このオプションを選択してコントロール・ノブを押すと、リズム名の前に“ +”が付いた新しいセットアップが作成される
既に同じ名称が存在する場合は、名称の後ろに数字が付いた新しいセットアップが作成される

長さ

操作

  • エディットしたいパターンで、コントロールノブを押してエディットモードに入る
  • コントロールノブを回して、エディットオプション「Length(長さ)」を選択(1/4、1/2、1/2、4小節)

リズムは常に1小節目の1拍目から再生するので、この値を現在のリズムの長さよりも小さい数値に設定してしまうと、その後のビートで再生されるリズムが短くなってしまう
反対に、この値を現在のリズムの長さよりも大きな数値に設定してしまうと、その後のビートで再生されるリズムが長くなってしまう
この時、長くなった部分にはノートがないので、その部分では空のリズムを再生することになる

1小節あたりのステップ数

操作

  • エディットしたいパターンで、コントロールノブを押してエディットモードに入る
  • コントロールノブを回して、エディットオプション「Grid(グリッド)」を選択

1小節あたりのステップ数を、 8、12、14、16、20、24、32、クオンタイズ無し、の中から選択する
数値が小さいほどクオンタイズの分解能が粗くなリ、細かい音符やシンコペーションが単純化されてしまう
連譜やスウィング、シャッフル感が必要ない場合は、8、16、32 ステップを選択し、スウィングやシャッフル感を出したい場合は、12、24ステップを選択する
あるいは、14、20といった通常の音符で表せない数値にすることで、変わった感じのパターンを作成することもできる

リアル・タイム・レコーディング

操作

  • エディットしたいパターンで、コントロールノブを押してエディットモードに入る
  • コントロールノブを回して、エディットオプション「Record rhythm (real-time)(リアル・タイム・レコーディング)」を選択

レコーディング・モードに入ると、メトロノームのクリック音が再生される
リード・イン・タイムの間に、演奏する準備を整える
(思っているテンポと違ったら、[tap]ボタンを使用してテンポを調整する)
準備ができたら、キーボードの真ん中より右の白鍵で演奏を開始する
Micron は、リズムの最初のノートからレコーディングを開始する
レコーディングの開始が、最初のノートを弾くタイミングと異なる場合は、コントロール・ ノブを押してレコーディングを開始しておいてから、演奏する
リズムはループ再生されるので、ドラムノートを追加するタイミングを逃しても、少し待っていれば同じ場所が巡ってくる
リアル・タイムでレコーディングする場合は、演奏したノートは消えずに残る
全てのドラムノートを 消したい場合は、コントロール・ノブを押したままにする
最後にレコーディングしたドラムのみを消したい場合、 どれかの黒鍵を押す
レコーディングを終了したい場合は、コントロール・ノブを回すか、いずれのモード・ボタンを押す
パターンを全部消去して始めからやり直したい場合は、リズムをレコーディング状態にして、コントロール・ノブを押したままにする

Drum A through Drum H

操作

  • エディットしたいパターンで、コントロールノブを押してエディットモードに入る
  • コントロールノブを回して、エディットオプション「Drum A through Drum H」を選択

各ドラムに様々なオプションがある

  • ドラムプログラムを切り替える
  • レベルを設定する
  • 左/右のパンポット設定する
  • ドラムパターンを編集する
  • パターン情報をクリアする
  • ドラムを削除する
a Program コントロールノブを回すとドラムプログラム編集モードに入る
コントロール・ノブを回して、ドラムプログラムを 選択する
他のプログラムを指定するには、コントロール・ノブを回して求めているプログラムを探す
(カテゴリーへジャンプ:[rhythms] ボタンを押したまま、低音域の白鍵の内の1つを押す)
コントロール・ノブをもう1度押すと、選択が有効になる
b Level 可変範囲 0~100%
ドラム全体のレベルを調整する
c Pan 可変範囲 1~100% l、 center、 1~100% r
ドラムのステレオ定位を調整する
d Pattern コントロール・ノブを回して、エディットしたいスドラムのパターンに移動する
次に、コントロール・ノブを押して、エディット・モードに入る
ディスプレイにグリッドが表示される
a ノートの追加 キーボードの真ん中より右の白鍵を押すと、その鍵に割り当てられたドラム音を追加する
各ステップには、1つ以上のノートを入力(あるいは差し替え)することが可能
ノート、ベロシティーだけでなく、 鍵盤を押さえた時のホイールやスライダーの操作もレコーディングする
鍵盤から手を離すと、自動的にカーソルが次のステップに進む
鍵にドラムが割り当てられてない場合、カーソルは次のステップに移動する
b ノートを削除する ノートを削除するには鍵盤右側どれかの黒鍵を押す
ステップが削除され、カーソルが次のステップに移動する
現在表示されているドラムのノートのみが削除され、他のドラムには影響しない
c ベロシティーをエディットする エディットしたいノートのステップにカーソルを移動して、コントロール・ノブを押す
コントロール・ノブを回すと、ベロシティーが変化する
d Clear~ (ノートをクリアする) このオプションを選択していると、コントロール・ノブを押すことで、ノート・データとコントローラーの操作データを、プ ログラムに影響を与えること無く、ドラムから消去することができる
e Remove~ (ドラムを削除する) このオプションを選択していると、ドラムをリズムから削除する

リズムの追加

操作

  • エディットしたいパターンで、コントロールノブを押してエディットモードに入る
  • コントロールノブを回して、エディットオプション「Add~」を選択

リズムにドラムを追加する

リズムをクリア

操作

  • エディットしたいパターンで、コントロールノブを押してエディットモードに入る
  • コントロールノブを回して、エディットオプション「Clear rhythm~ (リズムをクリアする)」を選択

このオプションを選択していると、コントロール・ノブを押すことで、ノート・データとコントローラーの操作データを、基本的なリズム・パラメーターに影響を与えること無く、リズムから消去することができる

リズム名

操作

  • エディットしたいパターンで、コントロールノブを押してエディットモードに入る
  • コントロールノブを回して、エディットオプション「Rhythm name(リズム名)」を選択

リズムは、アルファベット順に表示されるので、それをふまえてリズム名を付けると後の操作が楽になる
コントロール・ノブを回して、文字を入力する位置(1 ~ 14)を選択し、コントロール・ノブを押して文字が入力出来る状態にする
文字の入力は、コントロール・ノブを回すか、それぞれの文字に対応する鍵盤を押すことで実行する
白鍵が左からA~V、黒鍵が左から1~0、W~Z、space

大文字と小文字が切り替わる 同じ鍵盤を押す
称の途中に空白を挿入 その位置にカーソルを移動して、コントロール・ノブを押したまま時計回り(右)に回す
文字を削除する 削除したい文字の1つ右にカーソルを移動して、コントロール・ノブを押したまま反時計回り(左)に回す

MIDI sysexを送信する

操作

  • エディットしたいパターンで、コントロールノブを押してエディットモードに入る
  • コントロールノブを回して、エディットオプション「Send MIDI sysex~(MIDI sysexを送信する)」を選択

このオプションを選択すると、Micronの(MIDI OUT)を介して、パソコンやMIDIデータ保存機器に、リズム・データを送信することができる
これは、リズム・データをパソコンにバック・アップする、あるいは、そのデータをインターネットをこれは、リズム・データをパソコンにバック・アップする、あるいは、そのデータをインターネットを介して他の人に送信する、ということを意味する

syx バンドルを送信する

操作

  • エディットしたいパターンで、コントロールノブを押してエディットモードに入る
  • コントロールノブを回して、エディットオプション「Send syx bundle~(syx バンドルを送信する)」を選択

Micronの(MIDI OUT)を介して、パソコンやMIDIデータ保存機器に、リズムとそのパ ターンのプログラム・データを送信する

リズムの削除

操作

  • エディットしたいパターンで、コントロールノブを押してエディットモードに入る
  • コントロールノブを回して、エディットオプション「Delete rhythm~(リズムの削除)」を選択

この機能を使用すれば、リズムを削除することができる
このオプションは、実行する時に確認のプロンプトが表示される

コピーを保存

操作

  • エディットしたいパターンで、コントロールノブを押してエディットモードに入る
  • コントロールノブを回して、エディットオプション「Store a copy~(コピーを保存する)」を選択

他のシンセサイザーと異なり、Micronは、決められた数のバンクを、プログラムやリズムの保存領域として持っているわけではない
そのかわり、パソコンと同じように、自由にリズムを作成したり削除したりすることができる
このオプションを使用すると、現在のリズム名だけが変更されたコピーが作成され、新しいリズムを作成することができるようになる
必要なパラメーターの変更を行って、[store]ボタンを押すだけで、新しいリズムの作成が完了する
新しいリズムを作成する場合は、まず、現在あるリズムの中から、ベースになるリズムを探してコピーを保存する
この時コピーを保存することを忘れないこと
この作業を忘れると、オリジナルのリズムに上書きをしてしまうことになるので、注意が必要

Setups

セットアップの演奏

セットアップは、いくつかのパートを、キーボード上にアサインした設定
キーボード上で分割したり重ねたりして、コンビネーションを組む
セットアップは、プログラムとパターンを組み合わせて、豪華な音場と複雑なリズムを、音楽的に作り出す

操作

  • [setups] ボタンを押し、コントロール・ホイールを回して、異なるセットアップを再生する

セットアップの構成要素

Parts プログラムとパターンから構成されており、それに付随するパラメーターとして、レベルやパン、その他の設定がある
Beats リズムとそれに関連するパラメーターから構成されている

変更したパターンを保存する

保存をしていないと、Micronの電源を切った時に、 変更したデータが失われてしまう
保存をしていなくても、他のモードに切り替えたり、プログラムやセットアップを閲覧するだけなら、変更データが失われることはない
さらに、セットアップで、現在エディット中のパターンを使用すれば、その再生音には、エディットしている状態が反映されるので、実際に演奏する形態で確認することができる

セットアップのエディットを終了する

操作

  • コントロール・ノブを取り囲んでいるスイッチのどれか、あるいは [setups] ボタンを押す

セットアップをエディットする

セットアップのエディットのオプション
● セットアップのパートにプログラムを追加/削除する
● セットアップのパートにパターンを追加/削除する
● セットアップのビートにリズムを追加/削除する
● コントローラーをアサインする
● レベル、左/右のパンポット、キーの範囲、スプリット(分割)ポイント、等を設定する
● パート/ビート毎のエフェクト・タイプやエフェクト・レベルを設定する
● セットアップ名を付ける
ほとんどの場合、コントロール・ノブを素早く2回押す(ダブル・クリック)ことで、初期設定に戻すことができる

操作

  • [setups]ボタンを押し、コントロール・ノブを回して、セットアップをエディットするオプションを選択
  • コントロール・ノブを押して、エディット・モードに入る
  • コントロール・ノブを時計回り(右)に回すと、“Part A”、“Part B”、“Part C”といったように 表示される
  • 最後のパートが表示されたら、その後ろに新しいパートを追加することができる
  • コントロール・ノブをさらに回すと、“Beat A”、“Beat B”、“Beat C” といったようにビートが表示される
  • 最後のビートが表示されたら、その後ろに新しいビートを追加する ことができる
  • さらにコントロール・ノブを回し続けると、エフェクトが表示される
  • エフェクトの表示内容は、選択されているエフェクトによって異なる
  • 最後に、クリア、セットアップ名、削除、MIDI SysEx、コピーの 表示になる

編集されたsetupを最後に保存したものと比較する

操作

  • コントロールノブを押し、左に回して"Revert to stored~"の画面にスクロールさせる
  • ここでコントロールノブを押すとストアしている方を聴く事が出来る
  • 更にディスプレイには"Unrevert to edited~"と表示されるので、ここでもう一度コントロールノブを押すとエディットしている方に戻ることが出来る

Parts(パート)

操作

  • エディットしたいセットアップで、コントロールノブを押してエディットモードに入る
  • コントロールノブを回して、エディットオプション「Parts(パート)」を選択
a プログラム パートのパターンにはプログラムを設定することができ、Micronには (pattern’s pgm) と表示される
この設定 を実行すると、セットアップのパターンが変わった時に、プログラムも自動的に変わる
また、パートが使用するプログラムを特定のものにすることも可能
パターンのプログラムを使用するには、コントロール・ノブを左に回しきるか、コントロール・ノブを素早く2回(ダブル・クリック)押す
他のプログラムを指定するには、コントロール・ノブを回して求めているプログラムを探す
(カテゴリーへジャンプするには、[setups]ボタンを押したまま、低音域の白鍵の内の1つを押す)
パートのプログラムをプログラム・モードから選択する方法でも、設定は可能
[programs]ボタンを押してプログラム・モードに入り、求めているプログラムを探す
プログラムが見つかったら、 [programs]ボタンを押したまま、[setups],ボタンを押して、パートのプログラムの設定を完了する
反対に、プログラム・モードで使用するプログラムを、パートのプログラムから選択する場合は、[setups]ボタンを押しながら[programs]ボタンを押す
コントロール・ノブをもう1度押すと、選択が有効になる
b パターン パートで使用するパターンを選択する
パターンを使用したくない場合は、コントロール・ノブを左に回しきるか、 ダブル・クリックする
プログラムのときと同様に、パートのパターンをパターン・モードから選択する方法でも、設定は可能
[patterns]ボタンを押してパターン・モードに入り、求めているパターンを探す
パターンが見つかったら、[patterns]ボタンを押したまま、[setups],ボタンを押して、パートのパターンの設定を完了する
反対に、パター ン・モードで使用するパターンを、パートのパターンから選択する場合は、[setups]ボタンを押しながら[patterns] ボタンを押す
c レベル パート全体のレベル、他のパートとの相対的なレベル、そして、セットアップのレベルを調整する
d パン パートのステレオ定位を調整する
e エフェクト・ミックス パートのエフェクト・バランスを、ドライ/ウェットで設定する
この設定が、“100%ドライ”になっていると、マスター・エフェクトは全く掛からない
反対に、“100% ウェット”になっていると、マスター・エフェクトの出力は、エフェクト音のみになる
理想的なエフェクト・バランスは、エフェクト の種類によって異なるが、フェイザーやコーラス等、ほとんどのエフェクトは、“70% ドライ 30% ウェット”位から調整を始めると良い
ボコーダーを使用する場合は、ドライ音は必要無いので、バランスは“100% ウェット”で良い
f ロー・キー パートとビートは、キーボード上で異なる音域に分けておかないと、使い勝手の悪いセットアップになってしまうので注意が必要
この表示で、パートが反応する1番低いノートを設定する
選択しているパートは、ここで選択したノートよりも低いノートには反応しない
ノートの選択は、コントロール・ノブを回すか、鍵盤を押さえて実行する
設定したいノートがキーボードの範囲外の場合は、[octave]ボタンを使用して設定する
g ハイ・キー パートが反応する1番高いノートを設定する
選択しているパートは、ここで選択したノートよりも高いノートには 反応しない
このキーの設定は、Micronの37ノートだけでなく、MIDIのノート・ナンバー全域をカバーしている
Micronのキーボードの範囲外のノートを設定したい場合は、[octave]ボタンを使用する
h トランスポーズ 4オクターブの範囲で、トランスポーズの調整を行うことができる
この設定は、MIDIノートに影響を与えるものではなく、プログラムの再生ピッチをトランスポーズする
i ラッチ パートのステイタスを、ラッチにするかどうかを設定する
初期値:ラッチしない
ラッチがオンになっていると、サステイン・ペダルをオンにしているときのように、鍵盤から手を離しても、パートの再生が続く
ラッチしているノートを解放したい場合は、1度鍵盤から手を離して、新しいノートかコードを弾く
パートの再生を停止したい場合は、他のセットアップに切り替えるか、モード・ボタンを押す
ラッチは、パートの数が多い時や、Micron のキーボードの範囲(3オクターブ)外のパートを再生する時に、特に便利
例えば、ベースラインとパッドのパートをラッチ・オンにしておいて、それぞれのパートにノートとコードを入力してしまえば、コード・チェンジの時以外は、両手を使ってリード・パートに集中することが出来る
[latch]ボタンを押したままの状態で、ラッチがオフのパートを演奏すると、[latch] ボタンを押している間だけラッチ がオンになる
j コントローラー ピッチ・ホイールと、(m1)、(m2) スライダーを組み合わせて設定する
1つのコントローラーで、1つのパートのみをコントロールしたいケースは多い
例:ピチ・ホイール でリード・パートのピッチ・ベンドをコントロールして、(m2)スライダーでパッドのフィルターをスイープしたいといったような場合
演奏しているパートで独占的にコントローラーを使用したい場合は、 [setups] ボタンを押したままコントローラーを操作する
この操作をすれば、他のパートに影響を与えること無く、演奏しているパートのみにコントローラーを使用することが可能になる
k ノブ パートでは、x、y、zノブを様々な組み合わせで使用する
ノブの機能の割り当ては、[programs]スクリーンに表 示されている、パートのプログラム設定で実行する
コントローラーのときと同様に、演奏しているパートで独占的にノブを使用したい場合は、[setups]ボタンを押したままノブを操作する
この操作をすれば、他のパートに影響を与えること無く、演奏しているパートのみにノブを使用することが可能になる
ノブを回すと、その時に変更しているプログラム・パラメーターが、スクリーンに表示される
1つのノブで、複数のパートをコントロールしている場合、スクリーンに表示されるのは1つのパートの情報のみだが、他のパートへの操作も有効になっている
l ペダル サステイン・ペダルや、エクスプレッション・ペダルを、パートにアサインする
初期値は、両方ともアサインされている
m スプリット~ 現在のパートの範囲内でパートを分割し、新しいパートを作成する
スプリットの実行後は、 分割ポイントを境に、それより低い音域と、それ以上の音域が、別のパートになる
パートのスプリットを実行すると、Micron はキーボード上の分割ポイントの入力を促すプロンプトを表示する
分割ポイントを入力する場合は、コントロール・ノブを回すか、キーボードでその鍵盤を押さえる
分割ポイントがキ ーボードの範囲外にある場合は、[octave]ボタンを使用する
新たに作成されたパートは、元のパートのアルファベットの次のアルファベットになる
後に続くパートはすべて、1つずつアルファベットがずれていく
n レイヤー~ パートを複製する
新たに作成されたパートは、元のパートのアルファベットの次のアルファベットになる
後に続くパートはすべて、 1つずつアルファベットがずれていく
o Remove~(リムーブ) パートを削除する

Use as (ユーズ・アズ)

操作

  • エディットしたいセットアップで、コントロールノブを押してエディットモードに入る
  • コントロールノブを回して、エディットオプション「Use as (ユーズ・アズ)」を選択

セットアップ内の特定のドラム・サウンドを、他のドラム・サウンドと交換する機能
この機能を使用するには、使用したいスネア・ドラム・サウンドが入ったプログラムを選択し、セットアップのパートに追加する
プログラムが、“drum”カテゴリーにあり、パターンが何もアサインされていない場合に限って、通常は隠れているオプション“use as”が、パターン・パラメーターの後ろに表示される
通常このパラメーターは、“use as instrument” に設定されており、他のパートと同様に動作するが、このパラメーターを“use as drum A in beat” に変更すると、パートのプログラムが、drum A になる
ドラムの種類は、AからJまで10種類ある
どのドラム・サウンドを使用するか決めたら、その音と入れ替える
ユーズ・アズは、プログラムだけでなく、レベル、パン、エフェクト等の設定も付いてくるので、持ってきたドラムの音が、小さすぎたり大きすぎたりするようなことはなく、エフェクトに関しても、ドラム用のエフェクト設定になっている

追加

操作

  • エディットしたいセットアップで、コントロールノブを押してエディットモードに入る
  • コントロールノブを回して、エディットオプション「Add~(追加)」を選択

コントロール・ノブを回して、1番最後のパートまでいったら、新たにパートを追加することができる
追加の設定 をする表示になったら、コントロール・ノブを押して、新しい空のパートを追加する
追加機能を使用してパートを追加する場合は、必ず最後のパートの後ろに作成される
最後のパートの後ろではない位置に、新しいパートを挿入したい場合は、スプリットかレイヤー機能を使用して、新しいパートを作成する

Beats(ビート)

操作

  • エディットしたいセットアップで、コントロールノブを押してエディットモードに入る
  • コントロールノブを回して、エディットオプション「Beats(ビート)」を選択

最後のパートを過ぎると、ビートが表示される

a Rhythm(リズム) ビートにはリズムを使用する
リズムに付随する情報としては、サウンド、パン、各音の相対的なレベル等がある
ビートのリズムをリズム・モードから選択する方法でも、設定は可能
[rhythms]ボタンを押してリズム・モード に入り、求めているリズムを探す
リズムが見つかったら、[rhythms]ボタンを押したまま、[setups]、ボタンを押して、ビートのリズムの設定を完了する
反対に、リズム・モードで使用するリズムを、ビートのリズムから選 択する場合は、[setups]ボタンを押しながら[rhythms]ボタンを押す
b Level(レベル) ビート全体のレベル、他のビートとの相対的なレベル、そして、セットアップのレベルを調整する
c FX Mix ビートのエフェクト・バランスを、ドライ/ウェットで設定する
FX Mixの設定はリズムの全てのドラム・サウンドに 効果がある
1つのドラム・サウンドのみに設定したい場合、”use as”パラーメータを使用する
d Low Key パートとビートは、キーボード上で異なる音域に分けておかないと、使い勝手の悪いセットアップになってしまうので注意
この表示で、ビートが反応する1番低いノートを設定する
選択しているビートは、ここで選択したノートよりも低いノートには反応しない
ノートの選択は、コントロール・ノブを回すか、鍵盤を押さえて実行する
設定したいノートがキーボードの範囲外の場合は、[octave]ボタンを使用して設定する
e High Key ビートが反応する1番高いノートを設定する
選択しているビートは、ここで選択したノートよりも高いノートには反応しない
このキーの設定は、Micronの37ノートだけでなく、MIDIのノート・ナンバー全域をカバーしている
Micronのキーボードの範囲外のノートを設定したい場合は、[octave]ボタンを使用する
f Latch ビートのステイタスを、ラッチにするかどうかを設定する
初期値:ラッチしない
[latch]ボタンは、サステイン・ペダルのように動作する
[latch]が選択されていると、キーボードから手を離しても、ノートが止まらない
[latch]ボタンをもう一度押すと、ラッチ機能はオフになる
ラッチは、パートの数が多い時や、Micron のキーボードの範囲(3オクターブ)外のパートを再生する時に、特に便利
例:ベースラインとパッドのパートをラッチ・オンにしておいて、それぞれのパートにノートとコードを入力してしまえば、コード・チェンジの時以外は、両手を使ってリード・パートに集中することが出来る
g Split~ スプリットは、現在のビートの範囲内でビートを分割し、新しいビートを作成する機能
スプリットの実行後は、分割ポイントを境に、それより低い音域と、それ以上の音域が、別のビートになる
ビートのスプリットを実行すると、Micronはキーボード上の分割ポイントの入力を促すプロンプトを表示する
分割ポイントを入力する場合は、コントロール・ノブを回すか、キーボードでその鍵盤を押さえる
分割ポイントがキーボードの範囲外にある場合は、[octave]ボタンを使用する
新たに作成されたビートは、元のパートのアルファベットの次のアルファベットになる
後に続くビートはすべて、1つずつアルファベットがずれていく
h Layer~ ビートを複製する場合は、レイヤーを選択する 新たに作成されたビートは、元のパートのアルファベットの次のアルファベットになる
後に続くパートはすべて、1つずつアルファベットがずれていく
i Remove~ ビートを削除する場合は、リムーブを選択する

Add~(追加)

操作

  • エディットしたいセットアップで、コントロールノブを押してエディットモードに入る
  • コントロールノブを回して、エディットオプション「Add~(追加)」を選択

コントロール・ノブを回して、1番最後のビートまでいったら、新たにビートを追加することができる
追加の設定を する表示になったら、コントロール・ノブを押して、新しい空のビートを追加する
追加機能を使用してパートを追加する場合は、必ず最後のビートの後ろに作成される
最後のビートの後ろではない位置に、新しいビートを挿入したい場合は、スプリットかレイヤー機能を使用して、新しいビートを作成する

FX Balance, FX Type 1, FX Type 2

操作

  • エディットしたいセットアップで、コントロールノブを押してエディットモードに入る
  • コントロールノブを回して、エディットオプション「FX Balance, FX Type 1, FX Type 2」を選択

このオプションでセットアップにエフェクトをアサインすることが出来る
エフェクトを選択した場合、コントロールノブを回すと選んだエフェクトのパラメーターを編集することができる
各パートの“FX mix” パラメーターがでエフェクターのレベルを調整できる
“100% dry” に設定するとエフェクト効果が無い

Clear(クリア)

操作

  • エディットしたいセットアップで、コントロールノブを押してエディットモードに入る
  • コントロールノブを回して、エディットオプション「Clear(クリア)」を選択

このオプションを選択していると、コントロール・ノブを押すことで、パートとビートをセットアップから消去することができる
セットアップ名を消去しない

Setup name(セットアップ名)

操作

  • エディットしたいセットアップで、コントロールノブを押してエディットモードに入る
  • コントロールノブを回して、エディットオプション「Setup name(セットアップ名)」を選択

セットアップは、アルファベット順に表示されるので、それをふまえてセットアップ名を付けると後の操作が楽になる
コントロール・ノブを回して、文字を入力する位置(1 ~ 14)を選択し、コントロール・ノブを押して文字が入力出来る状態にする
文字の入力は、コントロール・ノブを回すか、それぞれの文字に対応する鍵盤を押すことで実行する
白鍵の左から順番にA~V、黒鍵盤の左から順番に1~0,W~Z、space

大文字と小文字の切り替え 同じ鍵盤を押す
名称の途中に空白を挿入 その位置にカーソルを移動して、コントロール・ノブを押したまま時計回り(右)に回す
文字を削除する 削除したい文字の1つ右にカーソルを移動して、コントロール・ノブを押したまま反時計回り(左)に回す

Delete setup~(セットアップの削除)

操作

  • エディットしたいセットアップで、コントロールノブを押してエディットモードに入る
  • コントロールノブを回して、エディットオプション「Delete setup~(セットアップの削除)」を選択

この機能を使用すれば、セットアップを削除する
実行する時に確認のプロンプトが表示される

Store a copy~(コピーを保存する)

操作

  • エディットしたいセットアップで、コントロールノブを押してエディットモードに入る
  • コントロールノブを回して、エディットオプション「Store a copy~(コピーを保存する)」を選択

他のシンセサイザーと異なり、Micronは、決められた数のバンクを、プログラムやパターンの保存領域として持っているわけではない
そのかわり、パソコンと同じように、自由にセットアップを作成したり削除したりすることができる
このオプションを使用すると、現在のセットアップ名だけが変更されたコピーが作成され、新しいセットアップを作成することができる
必要なパラメーターの変更を行って、[store]ボタンを押すだけで、新しいセットアップの作成が完了する
新しいセットアップを作成する場合は、まず、現在あるセットアップの中から、ベースになるセットアップを探してコピーを保存する
コピーを保存することを忘れるとオリジナルのセットアップ に上書きをしてしまう

Programs

プログラムとは

リード・サウンド、ベース、ドラム、パッド等のサウンドが納められている

Micronの音色作りについて

オシレーター 音を生成する部分
オシレーターは振動の周波数を変えることで、異なるピ ッチを生成できる
また、波形の種類や形状を切り替えて、さまざまな倍音構成を持つ音色を生成できる
Micronの各ボイスには、3系統のオシレーターが含まれる
プリフィルターミックス オシレーターの出力は、その他の音源とともに、プリフィルターミックスと呼ばれる仮想ミキサーに入力される
このミキサーの役割は、すべての音源をミックスして、音作りの次の段階であるフィルターへ送ること
音源ごとに、フィルターに入力される信号のレベルや、フィルター1と2とのバランス(それぞれのフィルターにどれだけ信号を送るか)を設定できる
フィルター イメージした音の質感を出すために、普通はある倍音を抑え、他の倍音を持ち上げるのに必要
フィルターは、信号の倍音構成を変化させ、音色に劇的な効果を与える
通常フィルターは、カットオフ周波数(フィルターが動作する帯域を決定する)や、レゾナンス(カットオフ周波数付近の倍音を持ち上げる度合いを決定する)といった要素を調節できる
Micronではボイスごとに2系統のフィルターが利用でき、フィルターごとに、特性や音色の異なる18のタイプから1つを選べる
ポストフィルターミックス フィルターの出力にも独自の仮想ミキサーが必要
そこでポストフィルターミックスが搭載されている
各フィルターの出力信号に加え、プリフィルターの選択された信号に対しても、信号レベル(どれだけ大きく鳴らすか)やパンポット(左右のスピーカーにどんな割合で信号を送るか)を指定できる
アウトプット 音作りの流れは最後に近付いているが、外部に出力される前にもう1段階ある
アウトプットでは、ドライブエフェクトを使って、コンプレッションやディストーションなどのダイナミクス系エフェクトをかけたり、音圧を加えたりできる
その他、最終的な出力レベルを調整したり、共有エフェクトに送る信号の量を指定する

モジュレーション

Micronには12系統の変調経路が搭載されている
それぞれの変調経路は、物理的な操作子または内蔵された 変調元を、プログラムのパラメーターと仮想接続したものと考えることができる
基本的に変調経路は、音が鳴っ ている間に、ノブを回してパラメーターを調節するようにシンセサイザーに命令する
変調には非常に多くの変調元が利用できるが、最も一般的な変調元として、LFOとエンベロープが挙げられる

LFO
LFOは、“Low Frequency Oscillator”(低周波発振器)の略
普通のオシレーターとは異なり、音の生成は行わない
その代わりに、プログラムのパラメーターを波形に沿って周期的に変化させる
例えば、ある音色にビ ブラートを加えたいときは、ピッチを連続的に上下に揺らす必要がある
LFO は、このような用途に最適
LFOをオシレーターのピッチパラメーターに接続するだけで、希望する効果が得られる
Micronでは、ボイスごとに2系統のLFOが搭載されている

エンベロープ
ピアノの鍵盤を押すと、ハンマーが弦を叩く打撃音が聞こえる
鍵盤を押したままにして弦を鳴らし続けると、音量はしだいに下がっていく
さらに鍵盤から指を放してダンパーが弦に触れると、音は急速に減衰する
シンセサイザーの設計者は、ADSR エンベロープを使って、このような音の鳴り方を模倣している
ADSRは “attack、decay、sustain、release”の頭文字を取ったもので、音が鳴り始めてから聞こえなくなるまでの各段階を表わしている
エンベロープの最も重要な機能は、音量をコントロールすることにある
Micronには、この目的のために設計されたエンベロープが用意されている
これがアンプエンベロープと呼ばれているもの
また、エンベロープは、すべての変調経路で便利に使用できる
Micron では、変調先として指定できるどのプログラムパラメーターに対しても、エンベロープを使用できる

Micronの各ボイスには、 3系統のエンベロープが含まれる
・ “Env1” - amp envelope.
・ “Env2” - the filter envelope.
・ “Env3” - pitch/modulation envelope.

プログラムの演奏

操作

  • [programs]ボタンを押し、プログラムモードに入る
  • コントロール・ノブを回し、異なるプログラムに切り替える

お気に入りに登録する

操作

  • 追加したいプログラムを見つけたら、まずコントロールノブを押す
  • ディスプレイに"Add to faves~"と表示されるので、ここで更にもう一度コントロールノブを押す

エディット前との比較

1. Revert-to-Stored~ / Unrevert-to-Edited~ (エディットする前に復帰する / エディット中 の状態にする)

プログラムのエディット中は、オリジナル・バージョン(エディットする前の状態)に復帰することができる
復帰するには、コントロール・ノブを押す
エディット中の状態に戻すには、もう一度コントロール・ノブを押す
コントロール・ノブを押すことで、エディット前とエディット後を比べることができる
結果に満足したら、[store]ボタンを押してエディット内容を保存する

お気に入り

2. Add to Faves~ / Remove Fave~

コントロールノブを押して、編集モードに入る
ディスプレイには"Add to faves~"と表示されるので、ここでもう一度コントロールノブを押すと“お気に入り”カテゴリに登録する
“お気に入り”カテゴリの中からプログラムを削除したい場合、faves カテゴリの中から削除したいプログラムを選んで、コントロールノブを押して、編集モードに入る
“Remove fave~” が表示され、ここでもう一度コントロールノブを押すとプログラムがリストから削除する

セットアップに追加

3. Send to Setup~ (セットアップに追加する)

このオプションを選択している場合、コントロール・ノブを押すことで、現在選択しているプログラムを、[setups]モードで選択したセットアップのパートに入れることができる

a send to part(パートに入れる) セットアップ内で選択中のパートが選択されたプログラムに置き換え、セットアップの元の設定(レベル、エフェクトミ ックス、など)を使用する
b layer (レイヤー) セットアップ内で選択中のパートが複製され、新しいパートとして追加される
新しいパートには選択されたプログラムとセットアップの元の設定(レベル、エフェクトミックス、など)を使用する
c split low. セットアップにあるパートが、任意のキーを境に2つのパートに分割される
Micronにプロンプトが表示されるので、分割するノートを鍵盤を押して入力する
入力すると、分割を実行し、そのキーよりも低い音域のパートにプログラムが入力される
入力したキーよりも低いノートでは、選択された新しいプログラムを使用する
入力したキーと、それよりも高いノートでは、セットアップに設定されているパートを使用する
新しいパートは、分割したパートに付いていたアルファベットの、次のアルファベットが付いたパートになる
例:セットアップがA、B、C、Dの4パートで構成されていて、パートBを分割する→新しいパートはCになり、その後のCはDに、DはEになる
分割ポイントの設定は、コントロール・ノブを回すか、鍵盤を押すことで実行する
分割ポイントがキーボードの範囲外の場合は、[octave]ボタンを使用することで設定が可能になる
d split high. (スプリット・ハイ) セットアップにあるパートが、任意のキーを境に2つのパートに分割される
スプリット・ロー同様、Micron にプロンプトが表示されますので、分割するノートを鍵盤を押して入力する
入力す ると、分割を実行し、そのキーよりも高い音域のパートにプログラムが入力される
入力したキーよりも高いノー トでは、選択された新しいプログラムを使用する
入力したキーと、それよりも低いノートでは、セットアップに設定 されているパートを使用する
分割ポイントの設定は、コントロール・ノブを回すか、鍵盤を押すことで実行する
分割ポイントがキーボードの範囲外の場合は、[octave]ボタンを使用することで設定が可能になる
e add part. (パートを追加) 新しいパートとしてプログラムが追加される
パート・パラメーターは初期値に設定される

新しいセットアップを作成

4. Start New Setup~(新しいセットアップを作成)

このオプションを選択しておいてコントロール・ノブを押すと、パターン名の前に“ +”が付いた新しいセットアップ(例:"+Liner”や“+Bobbetty")が作成される
既に同じ名称が存在する場合は、名称の後ろに数字(例:"+Repeater”や“+TranceTube")が付いた新しいセットアップが作成される
新しいセットアップを作成したら自動的にセットアップモードへジャンプする([setups]ボタンが点灯する)

Voice parameters

5. Voice parameters

Polyphony
monophonic 同時に1音まで
polyphonic 同時に複数のボイスが演奏可能
Unison
one voice/note 鍵盤1つにつき1ボイスを使用でき、最高8つの鍵盤を同時に発音
two voices/note 鍵盤1つにつき2ボイスを使用でき、最高4つの鍵盤を同時に発音
four voices/note 鍵盤1つにつき4ボイスを使用でき、 2つの鍵盤を同時に発音
all voices/note Micronの全ボイス( 8ボイス)を1つの鍵盤で発音
UsnDetune 可変範囲: 0~100
ユニゾンさせたボイス同士のデチューン幅を決めるパラメーター
UsnDetune パラメーターの値を大きくすると、 ボイス同士の間隔も広がる
Unisonパラメーターがone voice/noteに設定した場合、UsnDetuneパラメーターが無効になる
Portamento

鍵盤の演奏方法の違いに応じて、ポルタメントがどのように機能するのかを選ぶ

off ポルタメント機能をオフする
legato only 前の鍵盤を放す前に次の鍵盤を押したときのみ、ポルタメントが機能する
always 鍵盤を放してから次の鍵盤を押すまで間隔が空いていても、ポルタメントが機能する
PortaType
fixed 2つの鍵盤の間隔にかかわらず、一定の時間をかけてその間を移動する
時間は、PortaTimeパラメーターで設定
scaled ピッチが1オクターブ変化するのにかかる時間が一定となる
時間は、PortaTimeパラメーターで設定
gliss fixed 2つの鍵盤同士の動作は、fixedと同様
ピッチの変化が滑らかではなく、C、C#、Dのように半音単位で上下
gliss scaled 2つの鍵盤同士の動作は、scaledと同様
ピッチの変化が滑らかではなく、C、C#、Dのように半音単位で上下
PortaTime ポルタメントが有効なときに、 2つのピッチ間を移動する時間を設定するパラメーター
Pitch Wheel

Pitch Wheelの動作を設定するパラメーター

bend all notes 現在発音しているすべてのボイスが、ピッチベンドの影響を受ける
つまり、サスティン ペダルによって保持されているボイスや、リリース状態にあるボイスのピッチにも影響する
bend held notes 鍵盤が押さえられているボイスに対してのみ、Pitch Wheelが影響する
AnlgDrft 可変範囲: 0~100%
本来のアナログシンセサイザーは回路の特性によって不安定で、ピッチが微妙に変化する
この変化をMicron で再現するのがアナログドリフト
0%では変化はなく、数値を増やすと、ピッチの変化幅が大きくなる
Osc Sync

オシレーターの同期方法を決定するパラメーター

off オシレーターシンクが無効
hard 2 to 1 オシレーター1の波形の開始位置で、常にオシレーター2の波形がリセットされる
これに より、スレーブオシレーターはマスターオシレーターの基本周波数に対して強制的に同期させられる
この動作は、マスターオシレーターの周波数に合わせて、スレーブオシレーターの波形が強制的にゼロに揃えられるため、"ハードシンク"と呼ばれている
この方法では、正弦波を使った場合でも、ザラザラした荒々しいサウンドを作れる
hard 2+3 to 1 オシレーター1の波形の開始位置で、常にオシレーター2とオシレーター3の波形がリセットされる
soft 2 to 1 オシレーター1の周期が開始位置まで戻ったときに、オシレーター2 の波形が反対方向に進む
この方法で生成される波形は、ハードシンクのような鋭いエッジはなくなるものの、面白い特性を持つ倍音 構成が得られる
soft 2+3 to 1 オシレーター1の周期が開始位置まで戻ったときに、オシレーター2とオシレーター3の波形が反対方向に進む
FM Amount Osc FM(frequency modulation/周波数変調)とは、あるオシレーターを使って別のオシレーターの周波数をコントロールする機能
FM Amountパラメーターは、変調先のオシレーターの周波数に対して、変調元のオシレーターの効果がどれだけ深くかかるかを決定
厳密に言えば、このレベルの効果は次に説明するFM Typeパラ メーターの設定に応じて変化する
しかし、FM Levelパラメーターの値を0にすれば、どちらの場合でも周波数変調は全く無効になる
FM Type A. Linear FM types
LinearFM type:変調元のオシレーターの波形が、変調先のオシレーターの位相に加算
この場合は、FM Levelパラメーターを使って変調指数を調節する(レベルが100%のときに変調指数が32になる)
linear FMは、従来の代表的なFMシンセサイザーで使用されている変調方式
正弦波を別の正弦波で変調する場合、変調元の周波数が高いほど、さまざまな倍音を含む基本周波数の音色が合成される
この方式は、現 実にあるさまざまな楽器音を再現するのに利用できる
lin 2 > 1 2->1を選ぶと、オシレーター2でオシレーター1を変調するが、オシレーター3はFMには使用されない
lin 2+3 > 1を選ぶと、オシレーター2/3の信号がミックスされ、オシレーター1を変調する
lin 3 > 2 > 1を選ぶと、オシレーター3はオシレーター2に加算され、その結果はオシレーター1を順に変調する

B. Exponential FM types
exp 2 > 1を選ぶと、オシレーター2でオシレーター1を変調するが、オシレーター3はFMには使用されない
exp 3 > 2 > 1を選ぶと、オシレーター3はオシレーター2を、オシレーター2はオシレーター1を順に変調する

Exponential FM type:変調元のオシレーターの波形により、変調先のオシレーターのピッチが変調される
この場合は、FM Amount パラメーターを使って、ピッチを揺らす範囲を操作する
このパラメーターを100%に設定すると、±6オクターブにわたってピッチを上下できる

Oscillator parameters

6. Oscillator parameters

Waveform 可変範囲: sine、tri/saw、pulse
オシレーターが生成する波形の種類を決定する、オシレーターの最重要なパラメーター
ここで選んだ波形によって、耳に聞こえる音色のおおもとの個性が決まる
それぞれの波形は、実際には音色のグループを表していて、次に説明するShapeパラメーターを使って、具体的な波形の形状を指定する
sineは他の波形と比べて滑 らかな音色で、純音を生成できる
tri/saw には、三角波、鋸歯状波、およびその中間の波形が含まれる
三 角波は正弦波よりも多くの 倍音を含んでいるが、鋸歯状波はさらに多くの倍音を含んでおり、ざらざらした音色が特徴
pulseは3つの中で最も豊富な倍音を持ち、純粋な矩形波から鋭いパルス波まで生成できる
Waveshape 可変範囲:-100~100%
波形を選択した後は、このパラメーターを使って形状を変化させ、好みの音に近付けることができる
波形が どのように変化するかは、最初に選んだ波形に応じて異なる
例えば、波形としてsineを選び、このパラメータ ーの値を0に設定すると、純音を生成できる
逆に値を大きくしていくと、形状が変化していき、波形に高次倍音が追加されていく
Waveformパラメーターがtri/sawに設定した場合、このパラメーターの値を0に設定すると、三角波が生成される
次にWaveshapeパラメーターの値を増減させると、三角波は左または右に傾いていき、値が-100または100に到達すると、それぞれ向きの異なる鋸歯状波が得られる
また、Waveform pulse選んだ場合は、Waveshapeパラメーターでパルス幅をコントロールできる
Waveshapeパラ メーターの値が0のときには方形波が得られ、値を増減させてパルス幅を調節できる
Octave 可変範囲:-3~3
ピッチを1オクターブ単位で上下させるパラメーター
Transpose 可変範囲:-7~7
ピッチを半音単位で上下させるパラメーター
Pitch 可変範囲:-99.9~99.9
ピッチを0.1セント単位で上下させるパラメーター
PWhlRange 可変範囲:0(off)~12
ピッチホイールを操作したとき、オシレーターのピッチがどれだけ変化するかを半音単位で決定する
このパラメーターの値を0にすると、ピッチホイールを操作しても無効となります
このパラメーターの値を最大の12に設定すると、ピッチホイールを操作したときに、オシレーターのピッチを1オクターブ上下させることが可能となる

Pre-filter mix parameters

7. Pre-filter mix parameters

プリフィルターミックスとは、Micronのさまざまな音源をフィルターに入力する前に、レベルを調節する仮想ミキサー

Osc1 Level 可変範囲:0~100%
Osc 1 Levelパラメーターは、オシレーター1からフィルターにどれだけの信号が送られるかを調節する
Osc2 Level 可変範囲:0~100%
プリフィルターミックスに入力されるオシレーター2のレベルを調節するパラメーター
Osc3 Level 可変範囲:0~100%
プリフィルターミックスに入力されるオシレーター3のレベルを調節するパラメーター
Ringm Level 可変範囲:0~100%
プリフィルターミックスに入力されるリングモジュレーターのレベルを調節するパラメーター
リングモジュレーションは、オシレーター1/2の信号を掛け合わせた信号
Noise Level 可変範囲:0~100% プリフィルターミックスに入力されるノイズのレベルを調節するパラメーター
ノイズの種類は、後に解説する Noise Typeパラメーターで選択できる
ExtIn Level 可変範囲:0~100%
プリフィルターミックスに入力される外部信号のレベルを調節するパラメーター
この機能を使えば、外部からオーディオ信号をMicronに送り、強力な内蔵フィルターやエフェクトを使って加工し、内蔵音色と同じように演奏できる
Osc1 Balance 可変範囲: 0%/100% f1 ~100%/0% f2
Levelパラメーターがプリフィルターミックス内部で音源のレベルを調節するのに対し、この Balanceパラメーターは、フィルター1と2に送られる信号のバランスを決定する
パラメーターの値を100%/0%にすると、すべての信号がフィルター1に送られる
0%/100%にすると、すべての信号がフィルター2に送られる
50%/50%を選ぶと、フィルタ ー1と2に同じ量の信号が送られる
Osc2 Balance 可変範囲:0%/100% f1 ~100%/0% f2
オシレーター2の信号を、プリフィルターミックスからフィルター1/2 へ送るときのバランスを調節するパラメーター
Osc3 Balance 可変範囲:0%/100% f1 ~100%/0% f2
オシレーター3の信号を、プリフィルターミックスからフィルター1/2へ送るときのバランスを調節するパラメーター
Ringm Balance 可変範囲:0%/100% f1 ~100%/0% f2
リングモジュレーターの信号を、プリフィルターミックスからフィルター1/2 へ送るときのバランスを調節するパラメーター
Noise Balance 可変範囲:0%/100% f1 ~100%/0% f2
ノイズをプリフィルターミックスからフィルター1/2へ送るときのバランスを調節するパラメーター
ExtIn Balance 可変範囲:0%/100% f1 ~100%/0% f2
外部入力信号を、プリフィルターミックスからフィルター1/2 へ送るときのバランスを調節するパラメーター
た だし、外部入力はステレオなので、他のパラメーターのバランスとは少し異なる動作をする
バランスがcenterに 設定されているとき、外部入力の左チャンネルはフィルター1へ、右チャンネルはフィルター2へと送られる
値を 上げていくと、左チャンネルの信号がフィルター2にも送られるようになり、最大値の100%f2では、外部入力信号が すべてフィルター2に送られる
逆に値を下げていくと、右チャンネルの信号がフィルター1にも送られるようになり、100%f1のときは、外部入力信号がすべてフィルター1に送られる
Series Level 可変範囲0~100% of f1 -> f2
フィルター2 では、フィルター1 にはない追加の入力として、フィルター1 自体の出力が含まれている
f1 -> f2 Levelは、フィルター1 の出力をフィルター2へどれだけ送るかを設定するパラメーター
これを利用すれば、 2 つのフィルターを連結できる
オシレーターの信号をフィルター1に送り、このパラメーターの値を上げれば、 Micronの2つのフィルターを直列につないだ効果が得られる
Noise Type ノイズの種類を選択する
white すべての帯域で均一のエネルギーを持つノイズで、 ヒスノイズやラジオの雑音に似ている
音色が鋭く、特にパーカッシブなサウンドを作るのに適している
pink オクターブごとのエネルギーが均一なノイズで、動物の 唸り声や波の音に似ている
よりなめらかで耳にやさしい音色が特徴

Filter parameters

8. Filter parameters

各フィルターに下記のパラメーターがある

Type
bypass フィルターが無効となる
フィルターを通過していない信号を確認したいときに使う
lowpass ob_2pole 古典的なシンセサイザーの拡張モジュールに組み込まれていた、マルチモードのローパスフィルターを模倣している
lowpass tb_3pole さまざまなスタイルのエレクトロニックミュージックで使用された、銀色の小型ベースシンセのフィルターを模倣している
lowpass mg_4pole 最も有名なモノフォニックのアナログシンセに搭載されていたフィルターを模倣したもの
鋭い効きと深いレゾナンスが特徴
このフィルターは、レゾナンスの値を高く設定すると、自己発振する
lowpass rp_4pole 非常に人気のあるセミモジュラーシンセのフィルターを模倣したもの
大きな信号が入力されると、音が歪む
lowpass jp_4pole 非常にカラフルな外観と多彩な音色で有名な、8音ポリフォニックシンセのローパスフィルターを模倣している
lowpass al_8pole Micron独自のフィルター
非常に鋭く、キレのよい 8ポールのローパスフィルター
bandpass ob_2pol
obマルチモードフィルターのバンドパスフィルターを模倣している
bandpass al_6pol Micron独自のフィルター
ob bandpassを強調したようなサウンドが特徴
bandpass 8vedual Micron独自のフィルター
2ポールのバンドパスフィルターが、 1オクターブ間隔で2基搭載されている
bandpass bndlimit Micron独自のフィルターで、 2ポールのハイパスフィルターと2ポールのローパスフィルターを直列につないだもの
2つのカットオフ周波数に挟まれた信号のみが通過する
この間隔は、Resonanceパラメーターで調節できる
highpass ob_2pol obマルチモードフィルターのハイパスフィルターを模倣している
highpass op_4pol Micron独自のフィルター
4ポールのハイパスフィルター
vocal formant 1 Micron 独自のフィルター
フォルマントフィルターは、人間の声をモデリングしたもの
この3バンドのフィルター(バンドパスフィルター)は、母音の“ah”と“oo”を模倣する
vocal formant 2 Micron独自のフィルター
この3バンドのフォルマントフィルターは、母音の“oh”と“ee”を模倣する
vocal formant 3 Micron独自のフィルター
この 5バンドのフォルマントフィルターは、人間の声道をモデリングしたもの
comb 1 - 4 Micron独自のフィルター
櫛型フィルターにより、複数のピークとノッチが作られる
ただし、それぞれのピー クやノッチは倍音関係にない
phase warp Micron独自のフィルターで、アナログのフェイザーエフェクトに基づいたもの
直列に接続された8段のオールパスフィルターにより、それぞれ倍音関係にある4箇所のノッチが周波数特性上に作られる
Freq (Frequency) 可変範囲:20Hz~20KHz
フィルターのカットオフ周波数を設定するパラメーター
フィルタータイプに応じて、設定値より上または下の信を減衰させる
フィルタータイプによっては、複数の周波数帯域を強調/減衰させるものがあるが、このようなタイプでは、値を変更すると同時にすべての帯域が変化する
Res(Resonance) 可変範囲:0~100%
現在選択されているフィルターのカットオフ周波数付近の倍音を強調する
このパラメーターの値を高めに設定すると、フィルター自体が“口笛”のような音を発振する
Keytrk (Key tracking、キートラッキング) 可変範囲:-100~+200% note->freq
フィルターのカットオフ周波数が、鍵盤の位置に追従する度合いを調節する
このパラメーターを0に設定すると、 どの鍵盤を押してもフィルターのカットオフ周波数は一定となる
また、+100 に設定すると、フィルターの周波数は、鍵盤の位置に完全に追従する
さらに Resonance パラメーターが十分高めに設定されていれば、その発振音をオシレーターのように演奏することも可能
このパラメーターをマイナスに設定すると、高い鍵盤に行くほどフィルターが閉じるという、通常とは逆の動作になる
EnvAmt(Envelope Amount) フィルターエンベロープがフィルターに与える効果の度合いを設定するパラメーター
値をマイナスにすると、エンベロープの効果が反転する
Offset (フィルター2のみ)
Absolute フィルター2のカットオフ周波数を独立して調節する
offset フィルター2のカットオフ周波数が、フィルター1の周波数の倍数になる
フィルタ ー1 の周波数を調節したり変調したりすると、フィルター2 も影響を受ける
このモードでは、フィルター2のFrequencyパラメーターを使って、フィルター1とのオフセット値を設定する

Post-filter mix parameters

9. Post-filter mix parameters

Fltr 1 Lvl 可変範囲:0~100%
アウトプットに送られるフィルター1のレベルを調節するパラメーター
Fltr 2 Lvl 可変範囲:0~100%
アウトプットに送られるフィルター2のレベルを調節するパラメーター
Preflt Lvl 可変範囲:0~100%
プリフィルターから直接アウトプットに送られる信号のレベルを調節するパラメーター
Fltr 1 Pan 可変範囲:1~100% l、 center、 1~100% r
フィルター1の信号を、左右のアウトプットへ送るときの定位を調節するパラメーター
Fltr 2 Pan 可変範囲:1~100% l、 center、 1~100% r
フィルター2の信号を、左右のアウトプットへ送るときの定位を調節するパラメータ
Preflt Pan 可変範囲:1~100% l、 center、 1~100% r
プリフィルターからの信号を、左右のアウトプットへ直接送るときの定位を調節するパラメーター
Preflt Src 可変範囲:osc 1、osc 2、osc 3、fltr 1 input mix、fltr 2 input mix、ringmod、noise
プリフィルターからポストフィルターに送られる音源の種類を選ぶパラメーター
フィルター通過前のオシレータ ー、いずれかのフィルターに入力する前のミックス信号、フィルター通過前のリングモジュレーター信号、ノイズが選択できる
Fltr 1 Sign 可変範囲:positive、negative
フィルター1 の出力信号の極性を設定するパラメーター
このパラメーターを使えば、フィルター2やプリフィルターからの信号とフィルター1の位相関係が変化し、さまざまな帯域にピークやノッチが生じる

Output

10. Output

Drive Type 信号がポストフィルターミックスを通過した後でも、信号をさらに増幅したり、お好みに応じた色付けを行うセクションがもう1つ残っている
このドライブエフェクトは、信号経路に挿入して利用するタイプのエフェクトで、アンプエ ンベロープとプログラムレベルの間に挿入される
Micron のドライブエフェクトは、通常は信号経路の最後に挿 入されるエフェクターを模倣するように設計されている
ypass 音声信号は加工されずにそのまま通過する
compressor トランジスタ式のコンプレッサーを模倣したもの
アタックの速さは中程度で、信号に歯切れの良さが加わる
rms limiter アタックタイムを遅めに設定した、古典的な光学式リミッターを模倣している
レベルを全体的に持ち上げ、アタッ ク部分を強調する
tube overdrive 真空管マイクプリアンプのディストーションを模倣したもので、音を軽く歪ませることができる
distortion トランジスタ式マイクプリアンプのディストーションを模倣したもので、よりハードな歪みが得られる
tube amp 真空管ギターアンプの深いディストーションを模倣している
fuzz pedal ギター用のファズペダルを模倣し、非常に深い歪みが得られる
Drive Level 可変範囲: 0~100%
選択したドライブエフェクトの歪みの深さを調節するパラメーター
このパラメーターの値を0 にすると、どの Drive Typeパラメーターが選ばれていても、bypassと同じ動作になる(エフェクトが無効となる)
このパラメ ーターの値を上げていくと、ドライブエフェクトの効きが強くなっていき、音の変化がより大きくなる
このパラメ ーターの値は、[drive]ノブを使って変更することも可能
Prgrm Level (Program Level、プログラムレベル) プログラムのレベルを調節する、シンプルながら非常に重要なパラメーター
パラメーターの値を0にするとプ ログラムは無音状態になり、100 にすると最大レベルで発音する
音がクリップして聞こえる場合は、このパラメ ーターで調節すると便利
また、作成したプログラム同士のレベルを揃える目的にも利用でき、それぞれのオシレーター、フィルター、ミキサーの設定とは無関係に、プログラムを切り替えてもほぼ同じレベルで演奏できる
FX Mix (Effects Mix) 可変範囲:100%dry~100%wet
"wet"(エフェクト通過後の信号)と、"dry"(エフェクト通過前の信号)とをミックスするパラメーター
パラメーターの値を100%dryに設定すると効果はかからず、50-50%にするとエフェクト音と原音が同じ割合でミックスされる
値を100%にすると、エフェクト音のみが出力される
FX Balance (Effects Balance) 可変範囲:100%fx1~100%fx2
FX1と、FX2とをミックスするパラメーター
FX1 Type(Effects 1 Type) 可変範囲:bypass, chorus, theta flanger, thru-0 flanger, super phaser, string phaser,40-band vocoder
パラメーター構成の異なる、複数のエフェクトの中から1つを選択する
FX1 Param (Effects Parameters) 可変範囲:エフェクトタイプに依存
これらのパラメーターは、選択されたエフェクトタイプに応じて異なる
FX2 Type(Effects 2 Type) 可変範囲: bypass, mono delay, stereo delay, split L/R delay, hall reverb, plate reverb, room reverb
パラメーター構成の異なる、複数のエフェクトの中から1 つを選択する
FX2 Param (Effects Parameters) 可変範囲:エフェクトタイプに依存
これらのパラメーターは、選択されたエフェクトタイプに応じて異なる

FX1 Effects

Chorus (コーラス)
コーラス効果は、入力信号のピッチをLFOで変調し、原音とミックスすることで得られる
軽くかけたときは、複数 の奏者が同時に演奏しているように錯覚する
Feedbackや Depthを上げていくと、よりキラキラしたウェットなサ ウンドとなる

Feedback より深い効果を得るために、コーラスの出力を再び入力へ戻す(フィードバックさせる)量を設定する
可変範囲:0~100%
Manual Delay フランジ効果を得るために、LFO の変調をかけるディレイタイムの基準値
この設定値に応じてノッチとピーク の周波数が決まる
可変範囲:0~100%
LFO Rate LFOのレートを設定する
可変範囲:0.010Hz~4.800Hz、または1/16~16(テンポに同期している場合)
LFO Depth LFOの深さを調節する
0に設定すると、ノッチの周波数に対して無効となる
可変範囲:0~100%
LFO Shape LFOの波形を選択する
可変範囲:sine wave, triangle wave
LFO Tempo Sync LFOの周期をMicronのテンポと同期させるかどうかを設定する
On に設定すると、LFO Rateパラメーターの値 は、テンポの倍数として表示される
可変範囲:fixed rate, follow tempo

Theta Flanger(シータフランジャー)
Theta Flangerは、フェイザーとフランジャーを組み合わせたエフェクト
32段のフェイザーを通過した信号がフ ランジャーに入力される
とても面白く、音楽的なサウンドが得られる

Feedback より深い効果を得るために、フランジャーの出力を再び入力へ戻す(フィードバックさせる)量を設定する
可変範囲:-100%~0~100%
Manual Delay フランジ効果を得るために、LFO の変調をかけるディレイタイムの基準値
この設定値に応じてノッチとピーク の周波数が決まる
可変範囲: 0~100%
LFO Rate LFOのレートを設定する
可変範囲:0.010Hz~4.800Hz、または1/16~16(テンポに同期している場合)
LFO Depth LFOの深さを調節する
0に設定すると、ノッチの周波数に対して無効となる
可変範囲: 0~100%
LFO Shape LFOの波形を選択する
可変範囲:sine wave, triangle wave
LFO Tempo Sync LFOの周期をMicronのテンポと同期させるかどうかを設定する
On に設定すると、LFO Rateパラメーターの値は、テンポの倍数として表示される
可変範囲:fixed rate, follow tempo

Thru Zero Flanger(スルーゼロフランジャー)
ステレオの片チャンネルごとに 2系統のディレイラインを使用し、アナログのテープレコーダー×2台を使った古典 的なフランジエフェクトを模倣する
2系統のディレイラインが常に動作しているため、ディレイタイムは0を通過し てマイナスの値に設定することも可能
これにより、シングルディレイのフランジャーでは再現できないような、 独特の音が得られる

Feedback より深い効果を得るために、フランジャーの出力を再び入力へ戻す(フィードバックさせる)量を設定する
可変範囲: -100%~0~100%
Manual Delay フランジ効果を得るために、LFO の変調をかけるディレイタイムの基準値
この設定値に応じてノッチとピーク の周波数が決まる
可変範囲: 0~100%
LFO Rate LFOのレートを設定する
可変範囲:0.010Hz~4.800Hz、または1/16~16(テンポに同期している場合)
LFO Depth LFOの深さを調節する
0に設定すると、ノッチの周波数に対して無効となる
可変範囲: 0~100%
LFO Shape LFOの波形を選択する
可変範囲:sine wave, triangle wave
LFO Tempo Sync LFOの周期をMicronのテンポと同期させるかどうかを設定する
On に設定すると、LFO Rateパラメーターの値は、テンポの倍数として表示される
可変範囲:fixed rate, follow tempo

Super Phaser(スーパーフェーザー)
古典的なフェイザーは、複数のオールパスフィルターを組み合わせて、周波数帯域に“ノッチ”、つまり鋭い落ち込 みを作ることで効果が得られる
通常はオールパスフィルターの周波数をLFOで変調し、音を劇的に変化させる ことが可能
Super Phaserは、このような古典的な仕様に加え、さらにフィルターの段数を4~64の間で可変 できるため、多彩な音色が得られる

Feedback より深い効果を得るために、フェイザーの出力を再び入力へ戻す(フィードバックさせる)量を設定する
可変範囲:-100%~0~100%
Notch Frequency 最初の(最低音域の)ノッチの周波数(LFOの変調を受けていない状態の周波数)を設定する
可変範囲:0~100%
LFO Rate LFOのレートを設定する
可変範囲:0.010Hz~4.800Hz、または1/16~16(テンポに同期している場合)
LFO Depth LFOの変調の深さを調節する
0に設定すると、ノッチの周波数に対して無効となる
可変範囲:0~100%
LFO Shape LFOの波形を選択する
可変範囲: sine wave, triangle wave
Stages オールパスフィルターの段数(使用するノッチの数)を設定する
可変範囲:4, 8, 16, 32, 48, 64
empo Sync LFOの周期をMicronのテンポと同期させるかどうかを設定する
On に設定すると、LFO Rateパラメーターの値は、テンポの倍数として表示される
可変範囲:fixed rate, follow tempo

String Phaser(ストリングフェイザー)
古典的なアナログのストリングシンセサイザーに組み込まれていたフェイザーを基にしたエフェクト
フィードバ ックを正負両方向に設定可能な14段のフェイザーで、リッチで複雑なサウンドを生みだす

Feedback より深い効果を得るために、フェイザーの出力を再び入力へ戻す(フィードバックさせる)量を設定する
可変範囲:0~100%
Notch Frequency 最初の(最低音域の)ノッチの周波数(LFOの変調を受けていない状態の周波数)を設定する
可変範囲:0~100%
LFO Rate LFOのレートを設定する
可変範囲:0.010Hz~4.800Hz、または1/16~16(テンポに同期している場合)
LFO Depth LFOの変調の深さを調節する
0に設定すると、ノッチの周波数に対して無効となる
可変範囲:0~100%
LFO Shape LFOの波形を選択する
可変範囲:sine wave, triangle wave
Tempo Sync LFOの周期をMicronのテンポと同期させるかどうかを設定する
On に設定すると、LFO Rateパラメーターの値は、テンポの倍数として表示される 可変範囲:fixed rate, follow tempo

40-band vocoder (40バンドボコーダー)
ボコーダーは、アナリシス(分析) とシンセシス(合成)という2セットのバンドパスフィルター(フィルターバンク)を使って、ある音源の特性を別の音源に伝える効果
アナリシスフィルターバンクでは、周波数帯域ごとの入力レ ベルを検出する
このレベルを元に、シンセシスフィルターバンクで対応する周波数の出力レベルを調整する
最も一般的な使用方法としては、シンセサイザーの信号をシンセシスフィルターバンクに入力し、人間の声(録音された声、またはマイクから直接入力する声)をアナリシスフィルターバンクに入力する方法がある
これで“トー キングシンセサイザー”の効果が得られる

Analysis Gain アナリシスフィルターバンクのインプットゲインを調節する
可変範囲:-100%~+100%
Sibilance Boost アナリシスフィルターバンクへの入力部にあるシェルビングタイプのハイパスフィルターのレベルを調節する
こ のパラメーターを使えば、子音の周波数(ピッチに依存せずに、一定の音色となります)を増減することで、入力さ れる声の明瞭度を上げたり、ボコーダーの雰囲気を変えたりできる
可変範囲:0 ~100%
Decay シンセシスフィルターバンクが入力信号に反応する速さを設定する
このパラメーターの値を下げて反応を速くすると、より明瞭な音の変化が得られる
逆に値を上げて反応を遅くすると、より音楽的なサウンドとなる
可変範囲:0~100%
Band Shift シンセシスフィルターバンクの周波数を、アナリシスフィルターバンクを基準にした相対値で設定する
擬似的な ピッチシフター効果が得られる
可変範囲:-100%~+100%
Synthesis Input シンセシスフィルターバンクに送る信号を選択する
可変範囲: Effects Send, Audio In Left, Audio In Stereo
Analysis Signal In シンセシスフィルターバンクに送る信号を選択する
可変範囲: Effects Send, Audio In Right, Audio In Stereo
Analysis Mix アナリシスへの入力信号を、どれだけ出力信号にミックスするかを設定する
可変範囲:0~100%

FX2 Effects

エフェクト2モジュールは、6種類のディレイとリバーブ・エフェクトを備いて、その中から1つを選択して使用することができる

Mono Delay
ディレイは、入力された音声信号を、指定した時間遅らせて出力する動作を繰り返す
モノ・ディレイは、エフェクト・モジュールに入る前段でモノにしており、出力はとてもシンプルになる
モノ・ディレイの最大ディレイ・タイムは、ステレオ・ディレイ、L/R ディレイの2倍になる

Delay Time 音声がモジュールに入力されてから次に発音するまでの時間
設定範囲: テンポに同期しない場合 1 ms ~ 680 ms、テンポに同期する場合(“follow tempo”)x1 (4 分音符) ~ x16 (64分音符)
Regeneration Percentage ディレイ音が元の音量に対して、どのくらいのパーセンテージで小さくなっていくかを設定する
この値を0に設定 すると、スラップ・バックといって、ディレイ音を1回のみ発音する
設定範囲: 0 ~ 100%
Brightness ディレイ音は、繰り返し発音する度に、音量が減衰していくと同時に、高域成分が減衰して、音質が暗くなっていく
この値が 100% だと、高域成分の減衰はない
設定範囲: 0 ~ 100%
Sync ディレイ・タイムは、Micron のテンポに同期することもでき、テンポに関係なく、ミリ秒単位で設定した時間にすることもできる
このパラメーターの設定を、"follow tempo"にすると、ディレイ・タイム・パラメーターは、テンポ に同期した、音符単位のものになる
設定値: fixed time(固定時間)、follow tempo(テンポに同期)

Stereo Delay
ステレオ・ディレイは、音声をステレオで処理することを除いて、ほとんどモノ・ディレイと同様
最大ディレイ・タイムは、モノ・ディレイの2分の1

Delay Time 音声がモジュールに入力されてから次に発音するまでの時間
設定範囲: テンポに同期しない場合 1 ms ~ 340 ms、テンポに同期する場合("follow tempo")x1 (4 分音符) ~ x16 (64分音符)
ノート: テンポが120 BPM以下の場合、このパラメーターの設定値が、4分音符( x1)になっていると、ディレイ・タイムが、340 msよりも大きくなってしまうため、ディレイ音が発音されない
Regeneration Percentage ディレイ音が元の音量に対して、どのくらいのパーセンテージで小さくなっていくかを設定する
この値を0に設定すると、スラップ・バックといって、ディレイ音を1回のみ発音する
設定範囲: 0 ~ 100%
Brightness ディレイ音は、繰り返し発音する度に、音量が減衰していくと同時に、高域成分が減衰して、音質が暗くなっていく
の値が 100% だと、高域成分の減衰はない
設定範囲: 0 ~ 100%
Sync ディレイ・タイムは、Micron のテンポに同期することもできますし、テンポに関係なく、ミリ秒単位で設定した時間にすることもできる
このパラメーターの設定を、"follow tempo"にすると、ディレイ・タイム・パラメーターは、テンポ に同期した、音符単位のものになる
設定値: fixed time(固定時間)、follow tempo(テンポに同期)

Split Left/Right Delay
このステレオ・ディレイは、左右のディレイ・タイムを別々に設定することができる
このディレイは、他のディレイのように、テンポに同期することはできない

Left Delay Time このパラメーターは、左チャンネルのディレイ・タイムを設定する
設定範囲: 1 ms ~ 340 ms
Regeneration Percentage ディレイ音が元の音量に対して、どのくらいのパーセンテージで小さくなっていくかを設定する
この値を0に設定 すると、スラップ・バックといって、ディレイ音を1回のみ発音する
設定範囲: 0 ~ 100%
Brightness ディレイ音は、繰り返し発音する度に、音量が減衰していくと同時に、高域成分が減衰して、音質が暗くなっていく
この値が 100% だと、高域成分の減衰はない
設定範囲: 0 ~ 100%
Right Delay Time このパラメーターは、右チャンネルのディレイ・タイムを設定する
設定範囲: 1 ms ~ 340 ms

Hall Reverb
音場をシミュレーションするエフェクト
部屋の壁、床、天井等の状態をパラメーターとして、エコーの深さを調整する
ホール・リバーブは、コンサート・ホールの残響をシミュレートする

Diffusion この値を大きくすると、みずみずしく広がりのあるリバーブ・サウンドになる
設定範囲: 0 ~ 100%
Decay このパラメーターは、リバーブの減衰する速さを設定する 値が小さいほど、減衰時間が短くなる
設定範囲: 0 ~ 100%
Brightness 残響成分が減衰していくと同時に、高域成分が減衰して、音質が暗くなっていく
この値が 100% だと、高域 成分の減衰はない
設定範囲: 0 ~ 100%
Color このパラメーターは、残響成分に倍音を付加して、音の響きを豊かにする
設定範囲: 1 ms ~ 340 ms

Plate Reverb
このリバーブ・アルゴリズムは、プレート・リバーブ・ユニットをシミュレートする
プレート・リバーブは、大きさ約1 メートル ×2メートル 、厚さ約 0.4mm の鉄板を音声信号で振動させ、響いた音声信号を再度マイクで収音するという、残響付加装置
プレート・リバーブは、デジタル・リバーブが出始めた 1980年代初頭まで、とても頻繁に使用されていたリバーブ
プレート・リバーブのパラメーターは、ホール・リバーブのパラメーターと同様

Room Reverb
このリバーブは、ホール・リバーブとほとんど同じだが、シミュレートする部屋の大きさが、ホール・リバーブよりも小さくなる
ルーム・リバーブのパラメーターは、ホール・リバーブやプレート・リバーブのパラメーターと同様

Envelopes

11. Envelopes

Sustain Time Sustain Time
エンベロープのサスティン段の長さを設定するパラメーター
Sustain Timeパラメーター
holdに設定すれば、鍵盤を押さえている間は発音が続く
ところが、現実の楽器の多くはこのような鳴り方はしない
ピアノを例に挙げると、まずハンマーで弦を叩いたときに、明確なアタックとディケイが現れる
しかし鍵盤を押さえていても弦が永遠に振動を続けることはあり得ない
音量が次 第に減衰していき、最後には消音する
Micronでは、Sustain Timeパラメーターの値を設定することで、このような動作を再現できる
このパラメーターは、サスティンレベルから0に下降するまでの時間に相当する
サスティンが0まで下がりきると、エンベロープが完了し、それ以降は0のままになる
アンプエンベロープのサスティンレベルが0に到達すると、押さえた鍵盤の発音が終わり、Micronのボイスは未使用の状態になる
エンベロープのレベルが常に 100%まで到達するアタック段とは異なり、ディケイ段の到達するレベルは可変できる
Sustain Level ディケイ段を通過してサスティン段に入ったときのレベルを設定する
このパラメーターの値を100%にするとディケイ段が水平になり、0%に設定するとサスティン段が水平になるが、実際にはこの中間の値を取ることが大半
フィルターエンベロープ、またはピッチ/モジュレーションエンベロープでは、サスティンレベルの値をマイナスに設 定することも可能
サスティン通過後の段階では、常にレベルが0に戻るので、サスティンレベルをマイナスに設定すれば、レベルがプラスの値からマイナスの値へと上下に変化し、最後はその中間の値に到達するようなエンベロープが得られる
elocity (Keyboard Velocity Tracking、キーボードベロシティトトラッキング) ノートデータのベロシティ、つまり鍵盤を押す強さに応じて、エンベロープがどれだけ影響を受けるかを設定するパラメーター
0 に設定すると、軽く鍵盤を押してもエンベロープの出力は常に最大となる
100%に設定すると、エンベロープの出力はベロシティと連動し、軽く鍵盤を押せば非常に弱いエンベロープが出力される
パラメーターの値を中間に設定すると、それに応じてエンベロープの出力が増減する
いずれの場合でも、強く打鍵すればエンベロープの出力は強くなる
このパラメーターは、弱く打鍵したときの エンベロープの強さを設定するものだと考えることができる
Reset

鍵盤を押したときに、エンベロープがどの位置から始まるかを設定するパラメーター

on every note エンベロープは常にアタックから始まる
unless legato ある鍵盤を押しながら別の鍵盤を押さえたときに、すでに鳴っている音のエンベロープと同じ位置から、新しいエンベロープが始まる
Freerun

エンベロープのサスティン段での動作を設定するパラメーター

off 鍵盤を押している間、エンベ ロープはアタックからディケイ、そしてサスティンへと順に移行する
その後、鍵盤から指を放すと、即座にリリースに入る
on エンベロープにはサスティンがなく、アタックからディケイ、そしてリリースへと移行する
なお、この場合のエンベロープの長さは常に一定となり、たとえ鍵盤を押さえ続けてもそれ以上は長くならない

Loop パラメーターを使えば、Freerun パラメーターによる効果は、さらに複雑なものとなる

Loop

通常エンベロープは、アタック、ディケイ、サスティン、リリースの各段階を通過していく
エンベロープをループさせて、特定の段階を何度も繰り返したい場合などにLoopパラメーターを使用する

off
attack/decay エンベロープはアタック/ディケイ段は普通に通過するが、その後アタックの初めに折り返して、鍵盤が押されている限りアタック段とディケイ段をループする
このとき、エンベロープがFreerunモードになっていれば、鍵盤を放した後もループ状態が続く
このような設定は、通常はフィ ルターエンベロープやピッチ/モジュレーションエンベロープのみで使用するといい
アンプエンベロープで このような無限ループを設定すると、複数の鍵盤を同時に押さえてボイスを使い切るまでは、音を止めることができなくなるので、ご注意する
entire envelope 鍵盤が押さえられている間、エンベロープはアタック、ディケイ、サスティンの各段階を繰り返す
鍵盤を放したときはアタック、ディケイ、リリースの各段階を繰り返す
Freerun パラメーターが有効のときは、サスティンを飛ばして、アタック、ディケイ、リリースの各段階を繰り返す
while note held 鍵盤が押されている間はentire envelopeと同じ動作をするが、鍵盤が放されるとエンベロープはリリース段に移行して終了する
エンベロープが Freerunモードのときに、離鍵に反応するのは、この設定だけ
Sus Pedal (Sustain Pedal)

エンベロープがサスティンペダルの影響を受けるかどうかを設定する

on サスティンペダルを踏み込んだまま鍵盤から指を放すと、エンベロープはペダルを戻すまでリリース段に入らず、鍵盤が押さえられているときと同じ動作をする
off エンベロープはサスティンペダルの影響を受けない

LFOの設定

12. Low Frequency Oscillator (LFO) settings

TempoSync (Tempo Synchronization)
fixed rate 0.010~1000Hzの可変範囲を利用する
この場合、LFOは可変範 囲内でどんな値にも設定できる
follow tempo(LFOの周期が[tap]ボタンで設定したテンポに同期しているとき) x 16~ x 1/16の可変範囲を利用する
この場合は、テンポの変化に伴って LFOのレートも変化する
ただし、 テンポとLFOのレートとの間には、周期の相関関係がある
x1(等倍) LFOはテンポに応じて4分音 符につき1サイクルの周期となる
x2 LFOは8分音符につき1サイクル、x16のときは 64 分音符につき1 サイクルとなる
x1/16 LFOは1サイクルが4分音符×16を1単位とした周期となる
Reset
mono そのパートの全ボイスでLFOを共有する
LFOは自走しているため、最初の鍵盤が押されたときに、周期上のど の位置から効果が始まるのかは予測できなお
また、新しいボイスを加えたときは同じLFOに“相乗り”すること になり、LFOの周期上の位置は他のボイスと一致する
なお、パートごとの LFOはお互いに独立しているため、 それぞれ異なる速度に設定できる
poly 各ボイスのLFOは、完全に独立して動作する
ボイスごとの LFOは自走しているため、最初の鍵盤が押されたと きに、周期上のどの位置から効果が始まるのかは予測できない
あるボイスの LFO が下降しているときに、他 のボイスでは上昇していることがあり得る
key-mono そのパートの全ボイスで同じLFOを共有する
最初の鍵盤が押されると、LFOの周期が開始位置にリセットされる
次の鍵盤が押されたときも、LFOが開始位置までリセットされて再開する
key-poly ボイスごとに独自のLFOがあり、鍵盤を押さえるたびに周期がリセットされる
tempo lock TempSyncが”follow tempo”に設定された場合、Master Tempo Clockが” 1”になったらLFOをリセットする
M1 Slider LFOをM1 Sliderのみで利用したいときは、このパラメーターの値を100%に設定する
また、M1 Sliderの位置と は無関係にLFOで一定の変調を行いたいときは、このパラメーターの値を100%未満に設定する
このパラメータ ーの値を0に設定すると、M1 Sliderの操作とは無関係に、LFOの出力は常に最大値になる

S&Hの設定

13. Sample-and-Hold (S&H) settings

TempoSync, Rate, Resetの効果はLFO設定と一緒
S&HはLFOなどの入力信号を一定の間隔で読み取る(()サンプリングする)機能
読み取った値は、フィルター周波数などの変調先に送られる
変調先のパラメーターでは、“ホールド時間” が終了するまで この値を保持する
“ホールド時間”が終了すると、また入力元から別のサンプルが読み取られ、変調先へと送られる

Input 可変範囲:Mod Sources表を参照
サンプル&ホールドの入力元となる信号を決めるパラメーター
入力元がLFOのような常に変化している信号の場合、サンプル&ホールドに対して無限に新しい値が供給され、モジュレーションマトリクス内の変調先へと送られる
また、ホイールやペダルのように、操作したときだけ変化する信号の場合は、入力元の値が変更されて別のサンプルが得られたときに限り、変調先に新しい値が送られる
Smoothing あるサンプルから次のサンプルへ変化するときの滑らかさを設定するパラメーター
パラメーターの値を低く設定すると、新しいサンプルを受信したときに、値が即座に変化する
値を高く設定すると、ある値から次の値へと滑らかに変化する

S&H Smoothingの値が高すぎると、サンプル&ホールドが無効になる場合がある
思うような効果が得られないときは、S&H Smoothingの値を低く設定する

Track (Tracking Generator)

14. Track (Tracking Generator)

トラッキングジェネレーターは、モジュレーションマトリクス独自の機能
トラッキングジェネレーターに変調元からの入力信号を取り込み、出力レベルを再編成することで、より複雑で精密な変調が行える
入力信号のレベルは、-100~0~+100%の範囲を31ポイント(または24ポイント)に分割される
これらのポイントには、それぞ れ-100%~+100%の範囲で新しいレベルが割り当てられる

Input 可変範囲:Mod Sources表を参照
Preset 可変範囲:(custom), bypass, negate, abs val, neg abs, exp+, exp -, zero, maximum, minimum
トラッキングジェネレーターでよく使われているグリッド設定
Grid 可変範囲:12または16
トラッキングジェネレーターへの入力を分割するポイント数を選ぶ
0を中心に、上下方向に12ポイントまたは 16ポイントずつ分割できる
Point x 可変範囲:-100%~+100%
入力信号が再編された後の出力レベルを設定する

Mod (Modulation Routing)

15. Mod (Modulation Routing)

モジュレーションマトリクスとは ボイスの全ての構成要素(エンベロープ、オシレーター、フィルターなど)を相互に影響させる機能のことで、より強力で表現力に富んだ演奏が可能となる
具体的には、この機能は 12 本の仮 想パッチコードに相当し、様々な変調元と変調先のパラメーター同士を接続できる LFO やエンベロープを使って、より複雑な変調経路を組むための指令センターと考える事が出来る
モジュレーションマトリクスのパラメーターの設定は、プログラムごとに独立している

Source 可変範囲:モジュレーションソース表を参照
Dest 可変範囲:モジュレーションデスティネーション表を参照
Level 可変範囲:-100%~+100%
変調元が変調先に与える効果の深さを設定するパラメーター
Offset 可変範囲:
-100%~+100%
変調先に加えられる固定のオフセット値
モジュレーションの範囲を微調整するために使用する

最後のモジュレーションルートの後、新しいモジュレーションルートを追加出来る(最大12 ルートまで)
“Dest.” を選んで、コントロールノブを二回押す(ダブル・クリック)とモジュレーションルートを削除することができる
この オプションは、実行する時に確認のプロンプトが表示される

カテゴリ

16. Category (カテゴリ)

Micronのプログラムカテゴリにプログラムを追加する

プログラム名

17. Program name(プログラム名)

プログラムは、アルファベット順に表示されるので、それをふまえてプログラム名を付けると後の操作が楽になる
コントロール・ノブを回して、文字を入力する位置(1 ~ 14)を選択し、コントロール・ノブを押して文字が入力出来る状態にする
文字の入力は、コントロール・ノブを回すか、それぞれの文字に対応する鍵盤を押すことで実行する
白鍵の左からA~V、黒鍵の左からW~Z、1~0、space
同じ鍵盤を押す度に、大文字と小文字が切り替わる

名称の途中に空白を挿入 その位置にカーソルを移動して、コントロール・ノブを押したまま時計回り(右)に回す
文字を削除する 削除したい文字の1つ右にカーソルを移動して、コントロール・ノブを押したまま反時計回り(左)に回す

リズムの削除

18. Delete~ (リズムの削除)

この機能を使用すれば、プログラムを削除することができる
このオプションは、実行する時に確認のプロンプトが表示される

MIDI sysexを送信

19. Send MIDI sysex~ (MIDI sysexを送信する)

Micronの(MIDI OUT)を介して、パソコンやMIDIデータ保存機器に、プログラム・データを送信することができる

コピーを保存

20. Store a copy~(コピーを保存する)

他のシンセサイザーと異なり、Micronは、決められた数のバンクを、プログラムやリズムの保存領域として持っているわけではない
そのかわり、パソコンと同じように、自由にリズムを作成したり削除したりすることができる
このオプションを使用すると、現在のプログラム名だけが変更されたコピーが作成され、新しいプログラムを作成することができるようになる
必要なパラメーターの変更を行って、[store]ボタンを押すだけで、新しいプログラムの作成が完了する
新しいプログラムを作成する場合は、まず、現在あるプログラムの中から、ベースになるプログラムを探してコピー を保存する
この時コピーを保存することを忘れないこと
この作業を忘れると、オリジナルのプログラムに上書きをしてしまうことになるので、注意が必要

変更したプログラムを保存

操作

  • [store]ボタンを押す

保存をしていないと、Micronの電源を切った時 に、変更したデータが失われてしまう
保存をしていなくても、他のモードに切り替えたり、パターンやセットアップを閲覧するだけなら、変更データが 失われることはない
さらに、セットアップで、現在エディット中のプログラムを使用すれば、その再生音には、エディットしている状態が反映されるので、実際に演奏する形態で確認することができる

変更データを失うこと無く、他のパーターンを再生したい場合

操作

  • [programs]ボタンを押し、コントロール・ノブを回してプログラムを選択する

いつでもパターンのエディット・モードに戻ることができる
Micronは、他のプログラ ムのエディットを開始しない限り、元のプログラムの変更データを失うことはない

プログラムの編集を終了する

操作

  • コントロール・ノブを取り囲んでいるスイッチのどれか、あるいは[programs]ボタンを押す

モジュレーションソース

変調元 解説
(none) 無効
Aftertch オンベロシティ(どれだけ鍵盤が早く押されたか)
Env 1 オフベロシティ(どれだけ鍵盤が早く離されたか)
Env 2 ノートナンバーを変調元として利用する
ノートナンバ ー"60"はパラメーター値"0"に相当する
Env 3 1鍵につき半オクターブ分の変化が得られるキートラッキング
ExpPedal [m1]スライダーの操作、または外部から受信したCC#1 メッセージ
Keytrack [m2]スライダーの操作、または外部から受信した、[m2]スライダーに対応するコントロールチェンジメッセージ
KeytrackXt ピッチホイールの操作、または外部から受信したピッチ ベンドメッセージ
LFO1 Saw サスティンペダルの操作、または外部から受信したCC#64メッセージ
LFO1CSaw エクスプレッションペダルの操作、または外部から受信したエクスプレッションペダルに対応するコントロールチェンジメッセージ
LFO1 Sin アンプエンベロープのレベル
LFO1CSin フィルターエンベロープのレベル
LFO1 Sqr ピッチ/モジュレーションエンベロープのレベル
LFO1CSqr LFO1の正弦波
LFO1 Tri 位相を90度シフトした LFO1の正弦波
LFO1CTri LFO1の三角波
LFO2 Saw 位相を90度シフトしたLFO1の三角波
LFO2CSaw LFO1の鋸歯状波
LFO2 Sin 位相を90度シフトしたLFO1の鋸歯状波
LFO2CSin LFO1の矩形波
LFO2 Sqr 位相を90度シフトしたLFO1の矩形波
LFO2CSqr LFO2の正弦波
LFO2 Tri 位相を90度シフトした LFO2の正弦波
LFO2CTri LFO2の三角波
M1Slider 位相を90度シフトした LFO2の三角波
M2Slider LFO2の鋸歯状波
P Wheel 位相を90度シフトしたLFO2の鋸歯状波
PortaEfx LFO2の矩形波
PortaLvl 位相を90度シフトした LFO2の矩形波
Pressure サンプル&ホールドの出力
RndmGlbl ランダムな変調信号(ボイスごとに独立)
RndmVoic ランダムな変調信号(すべてのボイスに共通)
S/H 最初の音から2番目の音に到達するまでのポルタメン トの出力レベルをパーセントで表わし、変調元として使用
SusPedal 変調量がピッチに沿って上下するように、ポルタメント のレベルを鍵盤上の位置に応じて伸縮させた値
Track トラッキングジェネレーターび出力信号(滑らかな変化)
TrackStp トラッキングジェネレーターび出力信号(階段状の変化)
Velocity モノフォニック(MIDIチャンネル単位)のアフタータッチ
MIDI専用
VelociUp ポリフォニック(鍵盤単位)のアフタータッチ
MIDI専用
CC 1...119 CC#1~119のMIDIメッセージ

モジュレーションデスティネーション

変調先 解説
Pitch 最大10オクターブの範囲で全てのオシレ ーターのピッチを変調
PtchNar 最大1オクターブの範囲で全てのオシレー ターのピッチを変調
FM Amnt 対応するプログラムパラメーターを参照
Osc1Pit 最大10オクターブの範囲でオシレーター1 のピッチを変調
Osc1Nar 最大1オクターブの範囲でオシレーター1 のピッチを変調
Osc1Shp オシレーター1のシェープを変調
Osc2Pit 最大10オクターブの範囲でオシレーター2 のピッチを変調
Osc2Nar 最大1オクターブの範囲でオシレーター2 のピッチを変調
Osc2Shp オシレーター2のシェープを変調
Osc3Pit 最大10オクターブの範囲でオシレーター3 のピッチを変調
Osc3Nar 最大1オクターブの範囲でオシレーター3 のピッチを変調
Osc3Shp オシレーター3のシェープを変調
Osc1Lvl 対応するパラメーターを参照
Osc2Lvl
Osc3Lvl
RingLvl
NoisLvl
ExInLvl
Osc1Bal
Osc2Bal
Osc3Bal
RingBal
NoisBal
ExInBal
F1F2Lvl
PortaTm
UnsnDtn
Flt1Frq
Flt1Res
Flt1Env
Flt1Ktk
Flt2Frq
Flt2Res
Flt2Env
Flt2Ktk
Flt1Lvl 対応するプログラムパラメーターを参照
Flt2Lvl
PfltLvl
Flt1Pan
Flt2Pan
PfltPan
DrivLvl
PgmLvl プログラムの出力レベル
Pan
FxMix 対応するプログラムパラメーターを参照
Fx1 A 対応するプログラムパラメーターを参照
Fx1 B
Fx1 C
Fx1 D
Env1Amp フィルターエンベロープの出力レベル(フィ ルターエンベロープが変調先に効果を与 える深さ)
Env1Rat アンプエンベロープの各段階(Attack, Decay, Sustain, Release)を同時に変調
Env1Atk 対応するプログラムパラメーターを参照
Env1Dcy
Env1STm
Env1SLv
Env1Rel
Env2Amp フィルターエンベロープの出力レベル(フィルターエンベロープが変調先に効果を与える深さ)
Env2Rat アンプエンベロープの各段階(Attack, Decay, Sustain, Release)を同時に変調
Env2Atk 対応するプログラムパラメーターを参照
Env2Dcy
Env2STm
Env2SLv
Env2Rel
Env3Amp フィルターエンベロープの出力レベル(フィルターエンベロープが変調先に効果を与える深さ)
Env3Rat アンプエンベロープの各段階(Attack, Decay, Sustain, Release)を同時に変調
Env3Atk 対応するプログラムパラメーターを参照
Env3Dcy
Env3STm
Env3SLv
Env3Rel
LFO1Rat 対応するプログラムパラメーターを参照
LFO1Amp LFO1の出力レベル(LFO1が変調先に効 果を与える深さ)
LFO2Rat 対応するプログラムパラメーターを参照
LFO2Amp LFO2の出力レベル(LFO2が変調先に効果を与える深さ)
S/H Rat 対応するプログラムパラメーターを参照
S/H Sm
S/H Amp S&Hの出力レベル(S&Hが変調先に効果 を与える深さ)

Configuration

コンフィギュレーションモードに入る

全体のトランスポーズ、チューニング、鍵盤のベロシティー・カーブ、MIDI設定等を行う

操作

  • [config]ボタンを押す

コンフィギュレーション・パラメーター

Contrast(LCDコントラスト) Adjust the LCD screen’s contrast.
可変範囲:0%~100%
画面に表示される文字とバックライトのコントラストを変化させるパラメーター
ディスプレイを見る位置や部屋 の明るさに応じて調節する
Tuning (マスターチューン)
可変範囲:-200 cent~+200cent
初期設定値:440.00Hz
Micron 全体のピッチを可変範囲内で調節するパラメーター
コンサートピッチに調律されていない楽器との合奏が容易になる
Transpose(トランスポーズ) 可変範囲:-4オクターブ~+4 オクターブ
Micronの鍵盤を1セミトーン単位で最大8オクターブ上下させるパラメーター
合計10オクターブ(本来の鍵 盤を含む)の範囲が演奏可能となる
入力されるMIDIノート情報には影響しない
Velocity Curve (キーボードカーブ) 可変範囲:9つの中からいずれか1つを選択
linear(low/med/high)
logarithmic(low/med/high)
exponential(low/med/high)
Local Control (ローカル・コントロール)
on(初期値) シーケンサーと併用するときにonにしておくと、同じ音が2度打ち(鍵盤を弾いたときの音と、MIDI入力から返されたときの音が重なる現象)されることになる
off Micronをシーケンサーと併用するときは、鍵盤のローカルコントロールをoffにするのが最良
こうしておけばMicronの鍵盤と内部のサウンドエンジンが切り離される
通常シーケンサーからは、入力されたMIDIデータがそのまま“エコー出力”される
off + send ptns パターン・データの全て(ノート情報、ベロシティー、コントロールチェンジ情報)をそう送信することが出来る
MIDI Setup Mode (MIDIセットアップモード)

この設定はセットアップに影響する

single-channel MicronがMIDIデータを1つのMIDIチャンネルで送受信する
multi-channel 各パートやビートのMIDIデータが別々なMIDIチャンネルで送受信されている
MIDI channel(MIDIチャンネル)

ここで選択出来るオプションがMIDI Setup Modeの設定による

MIDI Setup Modeが"single-channel" MIDIチャンネルを選択することが出来る
MIDI Setup Modeが"multi-channel" 最初のパートのMIDIチャンネルを選択することが出来る

これにより"MIDI: Channel"で設定したMIDIチャンネルがPart AのMIDIチャンネルに、Part Bはその次のMIDIチャンネルに、といった状態になる

MIDI sync (MIDIシンク)

この設定で入力されているMIDIテンポ情報の処理方法を決める

Off 初期設定値
入力されているMIDIテンポ情報はMicronのテンポに影響しない
Micronのテンポを[tap] ボタンでコントロール出来る
ext MIDI sync 外部MIDI機器(シーケンサー、など)からMIDIテンポ情報を受信する
Micronのテ ンポが外部機器からコントロールされている
gen MIDI clock Micronの(MIDI OUT)ポートからMIDIテンポ情報を送信する
Store Protect(ストアー・プロテクト)

[store]ボタンを押しても"Cannot store. Protect is on."と表示されエディットしたものを保存できない場合、オフにする

操作

  • [config]ボタンを押し"Store: Protect"パラメーターの画面にスクロールさせる
on 初期設定値
エディットしたものを保存することが出来ない
off 編集したものを保存又はプログラムを削除出来る
Sysex: send all(Sysexで全てを送信) コントロールノブを押すとMicronの全てのデータが MIDI 経由で送信する
データのバックアップの為に便利

MIDI

MIDIでできること

● Micronを演奏した内容をシーケンサーやコンピューターに記録する
● シーケンサーやコンピューターからシーケンスを再生し、Micronを演奏する
● プログラム情報やセットアップ情報をコンピューターにストア/リコールする
● コンピューターを使って Micronの音色を編集する
● Micronを使って外部のシンセサイザーや音源モジュールを操作する
● 外部の鍵盤を使って Micronの音色を演奏する

MIDIの接続

[MIDI IN]端子 外部MIDI機器からMIDIメッセージを受信
[MIDI OUT]端子 外部 MIDI機器にMIDIメッセージを送信
内部設定に応じて、この端子からMicron独自のデータが出力される場合と、単に[MIDI IN]端子から受信したデータがエコー出力される場合がある
[MIDI THRU]端子 [MIDI IN]端子で受信した信号をそのままエコー出力

コントローラーとして使用する

このセットアップでは、Micronを使って外部のMIDI楽器(シンセサイザー、音源モジュール、ドラムマシンなど)を演奏する
Micronの[MIDI OUT]端子と操作したい機器のMIDI IN端子をMIDIケーブルで接続する
Micronをコントローラーとして使用するときは、鍵盤のローカルコントロールをオンにする

スレーブ機として使用する

このセットアップでは、外部のキーボードを使って Micron のサウンドを演奏できる

操作

  • 外部コントローラーの MIDI OUT端子とMicronの[MIDI IN]端子をMIDIケーブルで接続

メッセージを通過させるスレーブ機として使用する

このセットアップでは、MIDIメッセージがIONを通過してその他の機器へと送られる
この方法を使えば、 1台の MIDI機器で複数の機器を操作できる

操作

  • 1台目のMIDI OUT端子とMicronの[MIDI IN]端子を接続
  • さらにもう1本のMIDIケーブルを使って Micronの[MIDI THRU]端子と3台目のMIDI IN端子を接続

シーケンス作成

MicronをMIDIシーケンサーまたはMIDIインターフェース付きのコンピューターと組み合わせて使用する
鍵盤のローカルコントロールはオフにしておく

操作

  • シーケンサー/コンピューターのMIDI OUT端子をMicronの[MIDI IN]端子と接続
  • さらにもう1本 のMIDIケーブルを使ってMicronの[MIDI OUT]端子とシーケンサー/コンピューターのMIDI IN端子を接続

プログラム/リズム/パターン/セットアップをMIDI経由で送信する

Micronの(MIDI OUT)を介して、パソコンやMIDIデータ保存機器に、プログラム・データ、セットアップ・データ、パターン・データとリズム・データを送信することができる

操作

  • [programs]、[setups]、[rhythms]、[patterns]モードの"Send Sysex"オプションや"Send SysEx Bundle" オプションを選んで送信する

プログラム/リズム/パターン/セットアップをMIDI経由で受信する

SysExデータをMicronに受信させるには、特別なモードに切り替える必要はない

操作

  • MIDIケーブルで外部MIDI機器のMIDI OUT端子とMicronの[MIDI IN]端子を接続
  • SysExデータの送信を開始
  • Micronのディスプレイに“Receiving…”と表示され、プログラム、セットアップなどのデータが読み込まれる

バンドル(bundle)

リズム、セットアップやパターンをMIDI経由で送信する場合のオプション

Send syx bundle~ セットアップの各パート全てのプログラムやリズムのデータが送信される
Send MIDI sysex~ セットアップの各パート全てのプログラム名やリズム名が送信されているが、受け側のMicronにパートで使用されたプログラム・データが保存されてない場合は正しく再生が出来ない

Send MIDI sysex~(MIDI sysexを送信する)

Micronの(MIDI OUT)を介して、パソコンやMIDIデータ保存機器に、セットアップ・デー タを送信することができる
これは、セットアップ・データをパソコンにバック・アップする、あるいは、そのデータをインターネットを介して他の人に送信する、ということを意味する

操作

  • エディットしたいセットアップで、コントロールノブを押してエディットモードに入る
  • コントロールノブを回して、エディットオプション「Send MIDI sysex~(MIDI sysexを送信する)」を選択

Send syx bundle~(syx バンドルを送信する)

Micronの(MIDI OUT)を介して、パソコンやMIDIデータ保存機器に、セットアップとそ のセットアップのプログラム、パターン、リズムを送信する

操作

  • エディットしたいセットアップで、コントロールノブを押してエディットモードに入る
  • コントロールノブを回して、エディットオプション「Send syx bundle~(syx バンドルを送信する)」を選択

外部のMIDIシーケンサーからmicronの"program/setup/pattern/rhythm"を切り替える時に送る情報


最初に、MIDI BankとProgram(Patch)Numberについての知識が必要
Programの場合、まず[programs]ボタ ンを数秒押し続けるとディスプレイ上にはバンクとパッチナンバー(プログラムナンバー)が表示される
この操作は他のモード(setup/pattern/rhythm)でも同様

例:Programにおいては[programs]ボタンを数秒押し続けた時、画面は "Bank x, Patch xxx"(xは数値)
という様な表示をしている
シーケンサーに入力する際にこの Bank の数値を"Control#32"に入力する
プログラム(パッチ)チェンジの数値は"Patch"の後に表示されている数値を入力する
この際にお使い のシーケンサーがProgram changeの数値が0-127で扱うのか1-128なのかに注意してセットする
patternやsetup、rhythmなどはこの数値を算出する為の考え方にもうひと工夫必要
同じようにボタンを長押しすると、画面はおそらく以下の様な表示がされている
"Bank 201, Patch 105" この場合、 シーケンサー上で"Control#32"に 201 という数値は入力出来ない
よって次の様な考え方で BankNumber に入力する数値を算出していく
上記の表示を例にとって説明していく
まず"Bank"の 次にきている数値は"201"
この数時を128 で割り、その答えの数(整数)が "Control#00(MSB)"に入力する数値になる
上記の場合は1となるので入力する数値は1になる
この数値をAとする
そして "201"から"128 x A"の数を引いた数(整数の余り)が "Control#32(LSB)"に入力する数値となる
この場合、「201 - 128 x 1 = 73」となり、73となる
実際にシーケンサーに打ち込むのは以下の様になる
Control#00 (MSB) = 1 Control#32 (LSB) = 73 Program Change = 105 (Pg#は入力する数値に注意)

注意:Programやpattern/rhythm/setupが切替る条件はConfigモード内の"MIDI:Setup mode"画面での設定によってその動作が異なる

Single-Channel 上記の方法で自由に各モード(program/pattern/rhythm/setup)を切り替えることが出来る
Multi-Channnel setup内にあるPart ProgramやRhythmなどを切り替える事が出来る

ただし 他のモードからsetupモードへ一度入ってしまった場合、パッチチェンジで他のモードへは移動することは出来ない
そうしたい場合は"Single-Channel"にセットする

Micronが使用しているMIDIチャンネルを設定する

[config]ボタンを押し、"MIDI: Channel"パラメーターの画面のところまでスクロールさせる
ここで表示されるMIDIチャンネルは、Programs、Patterns、Rhythms各モードにおいてMicronが使用(設定)する唯一のMIDIチャンネル
Setupモードにおいて各PartとBeatに異なったチャンネルを使用したい場合は、1つ前のパラメーター画面"MIDI: Setup mode"にスクロールし、そこで"multi-channel"にセットする
これにより"MIDI: Channel"で設定したMIDIチャンネルがPart AのMIDIチャンネルに、Part Bはその次のMIDIチャンネルに、といった状態になる
もしセットアップ全体において1つのチャンネルだけを使用したい場合は "MIDI:Setup mode"で "single-channel" を選ぶ

MIDI Program Change Messageを受信させる

操作

  • [config]ボタンを押し"MIDI: Pgm change"パラメーターの画面までスクロールさせる
  • ここでの設定を"ON"にする

外部からのMIDI clockに同期させる

操作

  • [config]ボタンを押し"MIDI: Sync"パラメーターの画面までスクロールさせる
  • ここでの設定を"ext MIDI sync"にする

パターンやリズムモードで発音している音(ノート情報)をMIDIで出力する

操作

  • [config]ボタンを押し、画面が"Kbd: Local control"のところで"off + sendpatterns"に設定

programに対して異なるMIDIチャンネルをアサインして外部シーケンサーからマルチパートで鳴らす

操作

  • setupを作成する
  • [programs]を押し、お好みのプログラムを探す
  • コントロールノブを押し、画面を"Start new Setup~"と表示される箇所までノブを回したら、そこでもう一度押す
  • [programs]を押し、更に追加したいプログラムを探す
  • コントロールノブを押し、画面を"Send to setup~""と表示される箇所までノブを回したら、そこでもう一度押す
  • "Add part B~"という画面になるまでコントロールノブを回した後、もう一度押す
  • 用意したい全てのプログラムをセットし終えるまでPARTを追加し続ける

デフォルトの設定では「Part Aはch1、Part Bはch2」のような形式になっている

MIDI sysexを送信

操作

  • エディットしたいパターンで、コントロール・ノブを押してエディット・モードに入る
  • コントロール・ノブを回して、エディット・オプション「Send MIDI sysex~(MIDI sysexを送信する)」を選択

MIDI OUTを介して、パソコンやMIDIデータ保存機器に、パターン・データを送信することができる
パターン・データをパソコンにバック・アップする、あるいは、そのデータをインターネットを介して他の人に送信する

syxバンドルを送信

操作

  • エディットしたいパターンで、コントロール・ノブを押してエディット・モードに入る
  • コントロール・ノブを回して、エディット・オプション「Send syx bundle~(syxバンドルを送信する)」を選択

(MIDI OUT) を介して、パソコンやMIDIデータ保存機器に、パターンとそのパターンのプログラム・データを送信する

FAQ

[store]ボタンが薄暗く点灯している意味

他のモード上でまだストアされてないものが存在している場合
例:Setupモードで[store]ボタンが薄暗く点灯している
→setupは既に保存されているが、programやpatternモード上で変更後にまだ保存されてないものがある(エディットの途中のものがある

プログラムパラメーターをXYZノブにアサインする

操作

  • [programs] ボタンを押し、目的のプログラムを見つけた後、コントロールノブを押す
    (もしくは前述の「Q2」の方法でアサインしたいパラメーターを見つける)
  • コントロールノブを押したままアサインしたいノブ(X/Y/Z)を回す

セットアップの中でどの Partsでどのプログラムが使われているかを素早く見つける

[setups]ボタンを押したまま中央Cの鍵盤より右側にある"A(ラ)"(鍵盤上部のラベルには"voice"と表記)の鍵盤を押すとPart A、"B(シ)"の鍵盤を押すとPart Bに使われている音色といった感じですることが出来る
同じようにBEATSなどは1オクターブ高い"A"がBEAT Aに該当する...といった感じ

キーボード上でスプリットやレイヤーをする

操作

  • [programs]ボタンを押し、好みのプログラムを用意
  • コントロールノブを押し、画面が"Start new setup~"になるまでノブを回した後、もう一度押す
  • [programs] を押し、更にレイヤー(もしくは スプリット)したいプログラムを用意
  • コントロールノブを押し、画面が"Send to setup~"になるまでノブを回した後、もう一度押し、一番最初に音色を選択した先のセットアップを選択
  • コントロールノブを右に少しずつ回していくと"Layer part A~","Split A low~"、"Split A high~"の画面が現れるのでその中から目的に添った該当画面になるまでコントロールノブを回し、押す
  • スプリットを選んだ場合スプリットポイント( 2 つの音色の境界)を尋ねられる
    それぞれのプログラムをスプリ ットする際には音域の上限下限を注意してセットする
  • 更にいろいろ必要であればsetupにプログラムを送り続ける作業を繰り返す

Setup Part内のプログラムを変更する

パターンやリズムに対しても同様に行うことが出来る

方法A Setupモードに入りコントロールノブを押す
"Part x program"(「x」 の部分はパートナンバー)の画面にしコントロールノブを押したあと、そこで好みのプログラムに差し換えられる
方法B まず [programs]ボタンを押し、目的の音色をみつけたらコントロールノブを押す
そして"Send to setup~"の画面のところでコントロールノブを押し込むと"Send to Part x"(「x」の部分はパートナンバ ー)になるので目的のPartを選びセットする
方法C [programs] ボタンを押し、目的の音色をみつけたら[programs]ボタンを押しながら [setups] ボタンを押す
これによりエディット中、一番最後に確認していたPartに対してプログラムがセットされる

テンポ

テンポを設定する

方法A [tap]ボタンを4分音符の感覚でタップする
方法B [tap]ボタンを押したままコントロールノブを回せば正確な数値でテンポをセットできる
方法C PCとmicronをMIDIで繋ぎ、PCのシーケンサー側からMIDI ClockからMIDIタイミングメッセージを送信する

micronはシーケンサーに入力されているテンポに追従する

ボコーダー

ボコーダー機能を使う

操作

  • [programs]ボタンを押したまま"sfx"とラベルの書いてある位置の鍵盤を押す
  • 「sfx」カテゴリーの最初の方にプログラムネームがアスタリスク(例えば「 *101 Vocoder 」)で始まるグループのプログラムを選択
  • 「audio in left」ジャックにマイクを差し込み、キーボードを弾きながら歌う

音色

bass

AcidAndOilBass
Alien Womb
Analogue Seq
Anti-Static
Big Bass Pedal
Black & Knobby
Bottlecap
Cellar Bass
Closet Bass
DemolitionBass
Down And Dirty
Expressive
GrapSquishyBaz
Growl Bass
Hacker Bass
Hood Bass
J00p1t3r
JacoInTheBox
Junkie Bass
Knock-Knock
Lectro Bass
Low I.Q.
Machinery Bass
Mini Twin Bass
Mini-01
Noize Bass
Old Favorite
P-Bass D-Luxe
PantherModerns
Parabola Bass
PimBass
Purr Bass
Rave Bass
Rhythmo
RubberBulletBs
Spit Bass
Studio Bass
Sub Bass
Suppr Mini
Syncombass
TB Or Not TB
TaurusBassPdls
Thumper
TomSawyerBass
U-Bahn Jam
Vlad Bass
What's down?

lead

Adrastea
AquamarineLead
Bambam Lead
Cars Sync
CoolMellowLead
Executioner
Flatulent Duck
Frogstar IV
Fuzzy Buzzy
Infamous Lead
LazyAnalogLead
LeadOfSixSines
Lucky Porta m2
Lunar Orbit
Mahavishnoid
Mecha-Canary
Micron Flute
Mini 5th
Mini Classic
Odyssee Lead
Porta Lead
Rosemary'sBaby
Sandpaper Lead
ScreaminWarpLd
Seven Days
Shortwave
Sizzler
SpankTone Lead
StixMiniMogue
Suboscillators
SunsetMiniLead
Tarkus Carcass
Trantor Lead
Triad m2 Faze
Tweakedriver
U CrazyDiamond
Wakeman Mogue
Wakemini
Warperheim
Whisler's Mon
Wichita Falls
Wowza
Zippy the 5th

pad

16-PoleDeepPad
2-PoleDarkPad
4-PoleSoftPad
8-PoleWarmPad
Aeon Choir
AnotherLongDay
AstrogySweep
Auto Player
Backing Vox
Bad Acid
Blue Doll
Brainpounder
Cauldron Pad
Choirbox
Classic Vox
Clusters
Concert Pad
Dagon Visitors
Deep Space
Dirty Dreamer
Dream Pad
Dutch Choir
DynaAahOohVox
ELen8R
EMotion Pad
Ecology
Electronique
Ensemble
Exhalation
Fat2Compose
FilterSweep101
Ghostly
Ghosty Voice
Golem Emerges
Gritter Pad
Hollow Pad
Home Forgotten
I Comprehend
I Understand
Infrastructure
Intruder
Ionian Sweep
Ionic Voyage
Ionizer
Joan d'Arc Pad
Journey West
Jurassic
JustForJustin
Kirumamoru
Landing Pad
Liquid Sweep
Lost Children
Maresh
Massive Pad
Materialize
Matrox
Maximus
Melancholy Pad
Metal Moths
MiddleBandVoko
Moartal
Mod,Vangelian
Moody Sweep
Moonbase Pad
Morten'J
Movie Pad
My Friends
New Horizons
Nitrogenius
Not From Here
Oberpad
PPGees
PartyBack299
Phase Pad
PhobosianSweep
Pheumatic Pad
Pretty Panner
Regurgipad
Remember Me
Repeater
Pipley
Rounder
Royal Pad
Safe Launding
Sandy Sweep
Scarlet Lights
Scary Bouncer
Shader
Shady Business
Silkworm
Silver Lining
Soft Cake
Soft Pad
SoftSweetPad
Softballs
Solar Wire
Some Trouble
Soundtracker
Soupy Jupiter
Spectral Sweep
Spectral Warp
Star Gate
Steam Volve
StonehengeDown
Sweet OB Sweep
Syn Choir
Take My Pulse
Tempopansweep
Triumphant Pad
Twenty Acres
Undercity
Undergrowth
Unhappy
Uvula
Vanilla Pad
Venusian Sweep
Vindicarum
Vocoded Ents
Vocojam
Voices
Vox Layer
Voxy Synth
WahWehWuhWoo
Waterpiano
Welcome Back
What's that?
Whisper

string

AheadOfItsTime
AquarianString
Buzzy Strings
DarkOberstrings
Eight Strings
Fast1stViolin
J Strings
JP Strings
Nervoso Strngs
Profit Strings
Rusty Strings
SilkyVerySilky
SoleenaStrings
String Dream
Sweet Dreams
The Yoyo-Ma's
VelocityStrngs
Violacoder

brass

ABitOffTheTop
AnalogHorns ff
Bass Trombone
Brassic Class
Caterpillar
CrispBrassPad
Fast n Brassy
Fat Brassy 5th
FilmNoirTrumpt
Fr.Horn Chorus
Greco Fr. Horn
J Brass
Kugel Flugel
Lonly Brass
Nice Brass Pad
OB Puff Brass
PolyWannaBrass
Prog Brass
Regal Horns
SteelAndBrass
Syn Hornz
T-Bone Steak
TWumpet
UnpolishdBrass
WowThat'sBrass
Zoik Brass

keys

60's Organ
6WivesOfRickW.
ArEmEye Piano
Bach Overdrive
Circus
Clavitude
Clavy
Dusty Organ
EP~ OK!
ElecHarpsi8'4'
Funky 70s Clav
Glass Keys
Glasspipe
GroovyAuto-Wah
Harpsiwarp
Heavy On The 5
Key Clavi
LektrikEelClav
Miami Vyce
Oktoberfest!
Organ P
OttowaRezoClav
PhantmOfTheIon
Plastic Keys
Rendezvous6:02
Rock Organ
RockWheelOrgan
Sheriff Piano
Stereo EP m2
Stockbaroquer
Stops On m2
StreetsOfParis
Syn Wurly
TurboPhiliOrgn
Vintage Piano
Zorgan

comp

1and2andComp
Ai-ya!
Amsterdam DJ
Animator
Baba O'Riley
Beefy Sync
Bellsichord
Bioinformatics
Boing Bongs
Bone Kalimba
Boss Battle
Breathy Tone
Carillon
Chords2Rock
Classic Decay
CompJazzGuitar
Crystallizer
Deutche Bahn
Dude!
DynaEtno Bell
E-Sitar Layer
Electric Jello
Electrorail
Elp Time
FM Slider 2
Flatron
Formant WEH
Froggy
Funky Slide
Get Funky!
Glass + Steel
HappyCarribean
Harptronic
Hollow Machine
Howlercomp m2
Ice Tongs
InHarmonics
IntroTheValley
ItsJamicaMon!
JP Journey
Joggin'
Jump
Kitchen Sync
Laryngitis
Laser Surgery
Latenight Comp
Looker
Machete Beat
Marimbaphone
Massiva
Metallic Body
Mind Bell
Mustard Planet
Norelko
OB Sensible
Opeator
Orbital Frame
Out of Style
Owbercomper
pawnShopAnteek
Pluck You
Plucky Arp
Plucky Duck
Plucky K
PolyWannaComp
Princely One
Pulsar
Pulse Decay
Punchy Harp
RememberMyJuno
Resonant Comp
Ringmon Bell
RingmodMyBell
Romulan Bells
RoomfulOfZoik
Rotwang
Rubber Synth
Rustscraper
S-Bahn Jelly
Sambalby?
Seek Seque
Self-Oscillate
Silver Sweep
Simple
Sine Drops
Sitary
Spank Tone
Splak
SpringCleaning
Stargazing
Strawberry
Surface
SwirlyToyPiano
Symphonic Eh
Symphonic Weh
Synclav
Tabulate
TechnoToyTump
TellMeAStory
The 80s
The Dancer
threefinity
Tiny Bell
TouchPhaseComp
Toy Steel Drum
Troll Scat
Unapologetic
Unminstakable
VelocityContrl
Warped Steeplr
Wet Comper
Whisker Comper
WontGetFooled

drum

BD 808 Kick
BD 909 Kick
BD Bang On!
BD CR Kick
DB CleanRhythm
BD Club Kick
BD Cool
BD CowboyJungl
BD Distresser
BD EL Distorto
BD ElectroKick
BD Excalade
BD Filter Kick
BD Future Kick
BD Hardcore
BD Harsh Real
BD Hello Buck!
BD Hi-Techkick
BD Jungle Kick
BD KHO Beats
BD Kick Me 2
BD Kick PS
BD Kick SAEFF
BD Math
BD Metal Machn
BD Mipmap
BD Osc Kick
BD Pitch E-Kik
BD Rattler!
CY China Cymbl
CY FM Gong
CY FM Ride Cym
CY Ping Ride
HH CR Hat
HH CR Hat Clos
HH CleanRythm
HH ClosedE-Hat
HH CowboyJungl
HH E-HiHats Op
HH Elect Hat
HH ElectroClsd
HH FM Hat
HH Hardcore
HH Harsh Real
HH Hi Head
HH HiHat4PS Cl
HH HiHat4PS Op
HH Hihat
HH Jungle Clsd
HH KHO Beats
HH Metal Machn
HH Real Hat
PR Agogo
PR Avedis
PR Bell0DaCow
PR Bio Rhythm
PR BlastrFight
PR Blibzkrieg
PR Blipper 1
PR Blipper 2
PR CR Guiro
PR CR Hi Bongo
PR Clae
PR Clap Happy
PR Clave
PR Conga
PR Cowbell
PR Cricket
PR ElectBongo
PR Finger Bell
PR Full Stop
PR Gene Splice
PR Krafty
PR Noiz Chew
PR Pacific Rim
PR Picky, Pick
PR Pit-Pat
PR Plucked Can
PR Popcorn
PR RobotShufle
PR Shake it!
PR Shaker
PR Shush
PR Squirch
PR StringedPot
PR Tabla
PR Tin Tapper
PR TipOfDaBlip
PR_Tunnel Pong
PR Vibra
PR Watery
PR Woodblock
SD 909 Snare
SD BrightSnare
SD Burst Snare
SD CR Snare
SD CleanRhythm
SD Cotton Snar
SD CowboyJungl
SD DumpsterSnr
SD ElectroSnar
SD Hardcore
SD Harsh Real
SD Jungle Snar
SD KHO Beats
SD Metal Machn
SD Metallic Sn
SD SimmonsySnr
SD Sizzlin'Snr
SD SlideySnare
SD SnappySnare
SD Snarez
SD Synare
SD Thin Snare
SD Zap Snare
TM SimmonsyTom
TM Toms
TM Zimmonz

sfx

* 101 Vocoder
* Deep Vocoder
* ExtIn-Dly+FM
* Extzin-Filter
* ExtIn-Flt+Pn
* ExtIn-Gate
* Goblin Talk
* Hobbitronix
* Sing 'Coder
Airlock Door
AsteroidsD-Lux
Bombs Away
Bromide
Close one!
Cyber Washer
Da Ring
Dead Pack,Man
Default
Dog vs.Cat
Fly-By
Frankenstein
From Venus
Gizmo
Hatching
Helicopter
Herge
Howling Dogs
Insane Dentist
Landing
Last Breath
Lava Stream
Mad Science
Modularized
Ocean->Sliders
Panning Zaps
ReverseBellFX
Seaform
Space Jalopy
StartTheMachin
Swamp Gas
The FM Police
The Lab
Thunderstorm
Trance Tube
UFO Blastoff
Whazzat?
Wheely Windy
Wind
Windy City
X-Mod

ショートカット

モードショートカット

操作 詳細
programsを押したままsetups パートのプログラムをセット
programsを押したままpatterns パターンのプログラムをセット
programsを押したままrhythms ドラムプログラムをセット(ドラムプログラムのみ)
setupsを押したままprograms 最近のパートのプログラムにジャンプ
setupsを押したままpatterns 最近のパターンにジャンプ
setupsを押したままrhythm 最近のビートのリズムにジャンプ
patternsを押したままprograms パターンプログラムにジャンプ
patternsを押したままsetups 最近のパートのパターンをセット
rhythmsを押したままprograms 最近のプログラムにジャンプ
rhythmsを押したままsetups セットアップにリズムを送る
コントロールノブを2回押す デフォルトの値がリストアされる
octaveの+と-を同時押し オクターブレンジがデフォルトのC3-C6になる
tapを押しながらコントロールノブを回す テンポの調整を細かく行える
programパラメーターをエディット中にコントロールノブを押したままの状態でx/y/zノブを動かす パラメータをノブにアサインする
setupsを押したままスライダー、ピッチホイール、x/y/zノブを動かす 各パートを各コントローラーにアサインする
[patterns]ボタン を押しながらキーボードの1番高い(右の)鍵盤を押す Clear pattern
[rhythms] ボタンを押したままの状態で、キーボードの1番高い(右の)鍵盤を押す Clear rhythm

白鍵

programsを押しながら白鍵盤を押すと、鍵盤上部(鍵盤と本体との境界・側面部)に印刷されている項目へのショートカットになる

鍵盤 ショートカット
programsを押したままC recent:最近使用
programsを押したままD faves:お気に入り
programsを押したままE bass:ベース
programsを押したままF lead:リード
programsを押したままG pad:パッド
programsを押したままA string:ストリングス
programsを押したままB brass:ブラス
programsを押したままC keys:キーボード
programsを押したままD comp
programsを押したままE drum
programsを押したままF sfx
programsを押したままG all
programsを押したままA voice
programsを押したままB osc
programsを押したままC premix
programsを押したままD filter
programsを押したままE postmix
programsを押したままF output
programsを押したままG env
programsを押したままA lfo
programsを押したままB track
programsを押したままC mod

OS

ソフトウェアのバージョンを確認する

操作

  • [setups]ボタンと[programs]ボタンを押しながら、Micron の電源を入れる
  • ディスプレイに現在のソフトウェアのバージョンが表示される
  • ディスプレイに“Ready to receive OS through MIDI..”と表示され、ソフトウェアアップグレードが出来る

ソフトウェアをMIDI経由で更新する

Micronのオペレーティングシステムは、MIDI経由で更新できる
コンピューターとMIDIインターフェース、そしてMIDIシーケンスソフトが必要

操作

  • コンピューターのMIDI OUT端子とMicronの[MIDI IN]端子を接続する
  • シーケンスソフトで".syx"ファイルを開く
  • [programs]ボタンと[setups]ボタンを押しながら、Micronの電源を入れる
  • ディスプレイに現在のソフトウェアのバージョンが表示される
  • ディスプレイに“Ready to receive OS through MIDI..”と表示される
  • ".syx"ファイルを再生する

トラブル時

オールノートオフ(ノートオフしなくなった場合に音を止める)

オールノートオフのMIDIコマンドは、ホールド状態になった音を消音させるために使用する
この現象は、ノートオンメッセージのみを受信し、ノートオフメッセージを受信していないために起こる

操作

  • [programs]ボタンをダブルクリック

近い位置にある同型の丸型ボタンでも同様に止める事が出来る

クラッシュから復帰する

操作

  • スピーカーなど再生システムの電源を切る
  • 本体の電源を切る
  • しばらく待ってからもう一度電源を入れる

それでも正常に戻らないときは、[MIDI IN]端子からケーブルを抜き、もう一度電源のオン/オフ操作を行う
外部MIDI機器から不正なMIDIデータを受信していたために問題が起きた場合は、これで正常に戻る

ファクトリリセット(出荷時の初期設定に戻す)

操作

  • [setups]ボタン、[octave down]ボタンと[programs]ボタンを押しながら、Micronの電源を入れる

パターンをレコーディング中にミスしてしまった場合、全てクリアして最初からやり直す

"Clear Pattern~"の画面へ行くショ ートカット:[patterns]ボタンを押しながら鍵盤の最上部(C「ド」)を押す

操作

  • 画面が"Clear Pattern~"になるまでスクロールさせ、コントロールノブを押す
  • 「Are you sure~」 と表示されるので、ここでもう一度コントロールノブを押し込むことでクリアできる